世界で1万個売れたキーボードスタンドを試した。現時点では約2,700円で購入できる、このキーボードスタンドは、Amazonの価格を確認したところ、過去に1万円を超える金額で販売されていたことが分かった。
そのような高額な金額にも関わらず、すでに海外では1万個を完売している。ヒット商品ということで、なんとなくポチってしまったが、なんというか使い心地のいい商品だ。どうやらパソコンでゲームをする際に使うゲーミングキーボードへの装着をするユーザーが多いようである。
通常のキーボード入力もゲームの操作感も現状でキーボードに不満を抱えるユーザーの救世主のようだ。
ESC フリップ式コンピューターキーボードスタンド & ノートパソコンスタンドについて
折りたたみ式で、一般的なものよりも1段多い3段階から選べる高さ調節機能が特徴のキーボードスタンドは、商品名にもあるとおり、ノートパソコンのスタンドとしても使える優れものである。
好みの角度に変えられる利便性もさることながら、シッカリとしたヒンジで全体的に頑丈な作りのため、グラつくこともなく安定した操作感を得られるのは大きな魅力である。
動画では、薄くて打ちづらいと悪評の立つMacの純正キーボードと、私が普段使用している東プレのリアルフォース for Macを使用し、どのくらい傾斜がつくのか検証している。
また、実際の測定と並行する形で、使用してみた感じはどうなのかも付け加えてお伝えしているので、気になる方は是非ご確認いただければと思う。動画を見れば、なぜ売れている商品なのかが理解できるはずである。
スペック
幅 | 228.6mm |
奥行き | 50.8mm |
高さ | 15、27、38mm |
貼付部 | 脱着可能、マイクロ吸盤グリップパッド |
用途 | キーボードまたはノートパソコンスタンド |
メーカー | GPG2 |
パッケージ&開封
▼こちらがAmazonから届いたパッケージ。
かなり小さくスリムなパッケージが印象的。これが店頭に並んでいても素通りしてしまうかもしれない。あまりにも小さいパッケージのため、Amazonの梱包も段ボールではなく、封筒型の梱包で到着した。
内容物
▼内容物はシンプル。ESCフリップ式キーボードスタンド本体のほかに、替えの部品のみ。
- ESCフリップ式キーボードスタンド本体
- 替えのグリップ×3
ESCフリップ式キーボードスタンドを実際に使用した感想
朝起きて、寝るまでの間、常に叩き続けているキーボードは、東プレのリアルフォース for Macである。元々キーボードスタンドを内蔵しているタイプのもので、これには不要なのではないかと思いつつ、動画との兼ね合いもあるので装着をしてみたところ、今はもう手放せないくらい気に入っている。
当初、Apple純正のApple Magic Keyboardへの装着のみを紹介する予定だった。薄く、傾斜の少ないMacの純正キーボードにはスタンドも装備されておらず、正しい姿勢を維持しなければ使用し続けるのは困難なものとなっている。
そこで、3段階に角度が調節できるESCフリップ式キーボードスタンドを取り付けてはいかがだろうと考えてポチったのだが、どうやらこのキーボードスタンドは、現状で不満のないキーボードを更に使いやすくする可能性を秘めているように感じられる結果となった。
動画をご覧いただければお分かりいただけるのだが、このスタンドは非常に強い粘着力でキーボードに吸い付き、スタンドのヒンジ部分はキーボードの上に 幼児くらいなら乗っても大丈夫なのではないかと思えるほど屈強な継ぎ目をしている。貧弱だと感じる部分がなく、キーボードのブレも発生しない。書き終わった際の“Enter” をバンと叩くクセを連発してもまったく以て大丈夫である。
長時間キーボードを使用し続ける私のような人には、一度お試しいただきたいスタンドである。
1つくらい難点をあげておいた方がいいのかもしれない。強いていうならば、キーボードに取り付けた際、1段目の高さは問題ないが、2段目と3段目の高い位置で、キーボード標準の滑り止め(手前側) がデスクに設置しなくなる。
ただ、ESCスタンドに装着されているグリップが、キーボードをデスクの天板に食いつかせているため早々に動くことはない。もしかすると、ほかのキーボードでは動く可能性があるため、この部分が唯一のデメリットのように思う。今回試した2台のキーボードでは、キーボード手前の方を持って左右に揺さぶると、手前側の滑り止めが利いていないことに気付く程度で、それが操作に支障を来すことは今までになかった。
Macのキーボードへの装着例
▼Apple Magic Keyboardへの装着。以外にしっくりときている。裏を見ると、このメカニカルな見た目が飛び出すのはカッコイイ。
東プレ リアルフォースへの装着例
▼東プレ リアルフォース for Macのテンキーレスに取り付けた例。1番低い状態で、標準のスタンドと ほぼ同じ高さとなる。動画に比較映像を出しているので、気になる方はご確認いただければと思う。ちなみに、私は椅子の背もたれに背をつけているときは、2番目の高さで使用している。この吸着力であれば、テンキー付きのものでも問題ない気もする。
▼ESC フリップ式コンピューターキーボードスタンドを動画で確認。ご検討中の方は是非。