Appleは、もしかすると将来的にMacBookを葬り、MacBookの代わりにiPadを2台購入することを勧めてくるかもしれない。
2020年7月28日付けで取得した特許「モジュラーマルチディスプレイ電子機器」が、それを示唆しているように感じた発端である。概要欄には、以下の文章が記載されている。
エレクトリックコンピューターシステムについて。電子システムは、特定の実施形態では、第1のディスプレイおよび第1のコンピューティングリソースを有する第1の電子デバイスと、第2のディスプレイおよび第2のコンピューティングリソースを有する第2の電子デバイスである。電子システムでは、機械的に結合した第1の電子デバイスと第2の電子デバイス間で、通信経路を供給するように構成された結合要素を含むものとする。電子システムとして結合された構成では、第1のコンピューティングリソースは、第2のコンピューティングリソースに従って、視覚的なコンテンツを表示できるプライマリディスプレイとして動作し、第2のコンピューティングリソースは結合された構成の操作系データの提供ができる二次ディスプレイとして動作可能となる。
かみ砕いていうと、Appleが2台のiPadを接続できる部品を提供することで、1台目のiPadはディスプレイとして機能し、2台目のiPadはキー操作などに重点を置いて機能する操作パネルになるというものである。
特許の詳細を確認していくと、具体的にiPadが使用されている部分も確認できた。今後 Appleは、iPadやiPhoneなどのデバイスが相互接続できるアクセサリーの提供を開始する可能性がある。
2台のデバイスを単体で使用することはもちろんのこと、このアクセサリーを使用することでMacBookのように使用することができる可能性がある。
Macユーザーは、キーボードには物理キーが必要だと考えるユーザーも多い。しかし、グラフィックの世界では物理キーよりも広域な画面が必要、あるいは要所要所で変化する操作パネルが必要と考えるユーザーもいる。
様々なニーズに応えるための特許なのかもしれないが、今後MacBookはどうなろうな発展を遂げるのだろうか。MacBook Proは現状を維持したと考えても、MacBookの存在が2台のiPadに置き換わる可能性はなきにしもあらず。方向性が気になるところである。