2020年発売予定のiPhone 12に搭載されるバッテリーは、1つのモデルを除き、小さくなる可能性が出てきた。
MySmartPriceが発見した3つのバッテリーは、デンマークのUL Demko、韓国Safety Korea、中国強制認証3Cに認証されたものとなっている。
認証されたモデル名は、A2471、A2431、A2466の3種類で、Appleが今後リリースする予定であるiPhone 12シリーズの4モデルに搭載される見込みである。
現時点では、このバッテリーがどのモデルに使用されるものであるかは判明していないが、今後リリースが予定されているiPhone 12と、iPhone 11を見比べた時に次のような当てはめができる。
- Apple iPhone 12 (5.4インチ) – A2471 – 2,227mAh
- Apple iPhone 12 MAX (6.1インチ) – A2431 – 2,775mAh
- Apple iPhone 12 Pro (6.1インチ) – A2431 – 2,775mAh
- Apple iPhone 12 Pro MAX (6.7インチ) – A2466 – 3,687mAh
iPhone 11と同じ方向性を持たせるならば、iPhone 12 MAXと、iPhone 12 Proは同じ容量のバッテリーとなる。
11 | 3,110mAh | 12 | 2,227mAh |
11 MAX | 3,190mAh | 12 MAX | 2,775mAh |
11 Pro | 3,190mAh | 12 Pro | 2,775mAh |
11 Pro MAX | 3,500mAh | 12 Pro MAX | 3,687mAh |
Safety Koreaが公開している情報によると、「情報・通信・事務機器>電池(充電池のみ)>電池」に分類されるバッテリーは、下記の製造業者に委ねられるようだ。
- A2471:Huizhou Desay Battery Co.Ltd (中国)、Sunwoda Electronic Co.Ltd (中国)
- A2431:Huapu Technology (Changshu) Inc. (中国)
- A2466:Sunwoda Electronic Co.Ltd (中国)
iPhone 11は、前モデルにあたるXSやXS MAXよりも大きな容量のバッテリーを搭載してきたため、iPhone 12では11のバッテリー容量を継続、あるいは微々たる違いに収まるであろうと推測していたユーザーが多いのではないだろうか。
ハイエンドのiPhone 12 ProとiPhone 12 Pro MAXでは、メモリが6GBへと増やされているという噂があったり、12 Pro MAXではLiDARスキャナーを搭載している可能性もあり、さらには新しく導入された5Gへの対応でもバッテリーの消費に影響を与える可能性が高い。
しかし、Appleは効率のいいバッテリーの開発しているとされていることから、iPhone 12のバッテリーもiPhone 11と同等の性能を有している可能性がある。新しくリリースされるiOS 14では、更に省電力対策が進むのかもしれない。