Appleは、2020年リリース予定のiPhone 12シリーズから付属品を削減する方向で、ほぼ確定しているようだ。
台湾の調査会社であるTrendForceは、スマートフォンの決算に関する内容の中で、Appleの2Q20におけるiPhoneの生産と販売に関する内容に触れ、今後の展開として3Q20に期待値が大きいiPhone 12シリーズにも触れている。
余談になるが、2Q20とは、2020年の4月から9月の中間決算期間を指している。よって、3Q20は10月から12月となる。
iPhone 12を製造するに当たり必要となる総コストが、5Gネットワークへの対応で膨らんでおり、従来のモデルと同様のパッケージングで販売を行った場合、小売価格の大幅な値上げにつながる。
そこで、Appleはコスト削減と小売価格の安定化を図るために、iPhone 12シリーズから有線のイヤホンと電源アダプターなどの付属品を減らして販売することを決定したようで、この行動は販売実績の向上につながると期待されている。なお、この期待は、少々揉めている中国市場は該当しない可能性がある。
2Q20におけるiPhoneの販売は、予想をはるかに上回っており、前四半期比で8%増加して4,100万台の生産台数となっている。iPhone 12シリーズへの関心が強まる中、Appleがユーザーの期待値以上のiPhone 12をリリースすれば、この順調なペースを保てる可能性が高い。