iPhoneのカレンダーに、「iPhoneが保護されていない可能性があります!保護するにはクリックしてください。%」という表示がされるケースがあるようだ。
情報処理推進機構によると、アダルトサイトなどを通して、iPhoneのカレンダーにイベントをスケジューリングする不審な広告を確認したという。
公開されている内容によると、先に紹介した内容のほかに、「%電話が保護されていない可能性があります!それをクリック…」という内容のものもある。
このカレンダーの登録が始まる切っ掛けは、サイトで「カレンダー“CLICK SUBSCRIBE” “sponsored events”を照会しますか?」というポップアップが表れた際に、「照会」を押してしまうことである。照会を押すことで、iPhoneのカレンダーへスケジュールが同期されてしまう仕組みとなる。
スケジュールされたイベントメモには、「最高のアンチウイルスVPNをインストールして、ハッカーに公開されてないように場所を保護します。以下のリンクから特別割引をご利用いただけます。マルウェアがデバイスを押しつぶすのを待たずに、今すぐ自分を保護してください。[広告] URL」という内容が記載されている。
iPhoneのカレンダーに自動登録される不審な広告を削除する方法
カレンダーに自動で追加され続ける不審な広告を削除するには、広告に許可したアカウント許可の削除を行う必要がある。
1. 「設定」を開く。
ホーム画面から歯車アイコンの「設定」を開く。
2. 「パスワードとアカウント」を開く。
一覧から「パスワードとアカウント」の項目を見つけて開く。
3. 「照会したカレンダー」のアカウントを削除する。
アカウントの一覧から該当のものを見つけて開き、「アカウントを削除」を押して削除を行う。
Photo: 情報処理推進機構