Appleは、Mac Proのカスタマイズオプションとして、ワンランク上のグラフィックを追加した。
今回追加されたオプションは、Radeon Pro W5500X (8GB GDDR6メモリ搭載) である。
このGPUは、標準のRadeon Pro 580X (8GB GDDR5メモリ搭載) のものと、4月にオプションとして追加されたRadeon Pro W5700X (16GB GDDR6メモリ搭載) の間に位置づけされたものとなり、W5700Xほど高額な追加料金は発生しない。
価格は、+20,000円 (税別)である。タイプによる価格の差はなく、タワータイプ、ラックタイプ共に同価格でカスタマイズを受け付けている。
標準となる580Xよりも余裕を持たせているためか、上位グレードにあたるW5500Xの方が最大接続可能台数が少ないことに注意したい。
580Xが最大6台の4Kディスプレイ、または2台の5Kディスプレイ、あるいはPro Display XDRに対応しているのに対して、W5500Xは最大4台の4Kディスプレイ、1台の5Kディスプレイ、または1台のPro Display XDRに対応対応している。
Radeon Pro W5500Xの特徴
8GBのGDDR6メモリを持つAMD Radeon Pro W5500XはAMDのRDNAアーキテクチャをもとに作られ、最大5.6テラフロップスの単精度または最大11.2テラフロップスの半精度の演算性能を持っています。最大4台の4Kディスプレイ、1台の5Kディスプレイ、または1台のPro Display XDRに対応。このハーフハイトMPX ModuleはどちらのMPXベイにも格納でき、もう1つのPCIeスロットを使って拡張することができます。Mac Proは最大2つのRadeon Pro W5500X MPX Modulesに対応し、それぞれのMPXベイに1つずつ取り付けられます。