iOS 14に搭載されるSafariには、翻訳機能が組み込まれる可能性がある。9to5Macによると、内蔵型翻訳機能が追加できるように取り組んでいるという。
ほかのAppを介さずに、Safariのみで翻訳できる仕組みのようである。また、この機能をAppleはシステム全体へ拡張していく可能性もあるという。
Safariの翻訳機能は、Webサイトを開いている状態で、個別に翻訳を行うオプションを利用したり、設定されている言語に自動翻訳を行う設定もできたりするようだ。
なによりポイントとなる点は、この翻訳機能は通信を必要としないということである。翻訳の都度、ページの再読込をする必要がなく、言語の切り替えを行っても通信は発生しない。モバイル回線を利用した海外サイトの閲覧などでも無駄な通信料を気にすることがないのは嬉しい。
Googleでは既にChromeブラウザへ自動翻訳機能を搭載しているが、こちらは通信を行うことで翻訳機能が動作している。日本語への翻訳は精度の問題もあり、どちらに軍配が上がるのかは定かではないが、今後の発展に期待したい部分ではある。
なお、翻訳オプションは、App StoreなどのAppでも実験されているようだ。Appの説明はもとより、ユーザーが別の言語で書いたレビューにも翻訳が適応されるようで、言語の壁がなくなる日もそう遠くないのかもしれない。