iPadの画面を上から下、あるいは下から上へ指で動かしていると、スクロール中に画面がゼリーが波打つかのように動く光景が見られる。
これは症状の通り、ゼリースクロールと呼ばれる現象で、ディスプレイパネルのリフレッシュレートが表示と不一致になることにより起こりうる現象である。
この現象が謙虚に現れるデバイスは、2021年モデルとして刷新されたデザインを身にまとい登場したiPad mini 6。
同様のディスプレイパネルを搭載した2020年モデルのiPad Air 4や、2021年モデルのiPad 9と比較をしてもiPad miniの表示には露骨。ゼリースクロールが現れてユーザーに不満を与えている。
Here is is slow-mo video of scrolling on the iPad Min i slowed down EVEN MORE in a frame-by-frame step through. Notice how the right moves up faster than the left.
In normal usage you barely see it, but every now and then it become noticeable. In landscape it goes away entirely pic.twitter.com/iq9LGJzsDI
— Dieter Bohn (@backlon)
症状が出るポイントは、多くのテキスト文章が画面に表示されているタイミングのようで、写真などでは症状を感じ取ることはできないようだ。
完璧なまでに成長を遂げたiPad miniへの期待値が大きい分、その不満は尚更大きくなるだろう。
この問題に対して、一部のユーザーはAppleへ問い合わせを行ったようだ。
しかし、残念ながらAppleは、この問題に対して正常な動作であると回答している。
今後、もしかするとシステムのアップデートでスクロール時の不快感は軽減される可能性もあるが、Appleは初期不良や故障としての見解を示しておらず、現状では為す術がない。
気長に待てるのであれば、新しいデバイスを楽しみつつ時が来ることを待つのも手だが、症状が解決あるいは緩和することもなくデバイスの買い換え時期を迎える可能性も否めない。
もし、製品に満足ができないのであれば、返品や交換を申し出てみてはいかがだろう。Apple Storeでの購入は、購入後14日以内を返品期限として設けており、その期間内であれば満足ができなかったデバイスを返品することが可能である。
詳しくは、返品に関する項目をご確認いただきたい。
Via: MacRumors