iPhoneやiPadのバッテリーが、著しく消費される問題の報告が多数寄せられているようだ。
対象のデバイスは、Appleが2021年5月末にリリースした最新のiOSやiPadOSをインストールした端末。
Appleが最新のiOSをリリースする目的は、本来であれば問題の修正や、新たな機能の追加を意図したものだが、今回はAppleにとっても大きな誤算が含まれていたようだ。
対象のiOSバージョンは14.6。このバージョンにアップデートしたiPhoneは、モデル年式に関わらず、一部のユーザーが問題を抱えている。
Appleサポートコミュニティに寄せられた内容によると、iPhone 11 ProとiPadを使用するユーザーの声が寄せられていた。
問題を抱えたユーザーは、現在iPhone 11 ProとiPadを使用しており、両方のデバイスを最新にアップデートしたところ、どちらのデバイスもバッテリーの減りが早くなったようだ。
具体的には、iPadのバッテリーに関して、通常は2日間使用しない状態で放置しても100%をキープしていたが、アップデート後は残量が15%まで消費されていたという。iPhoneの減りについては、昨夜アップデートをして翌日に画面を確認したところ、バッテリーは残り2%まで消費されていたという。
この症状は、MacRumorsのフォーラムにも寄せられているようで、iPhone 12 Proを使用中のユーザーからもバッテリーの減りが早くなったと報告されているようだ。
問題の解決は、Appleが問題の修正を盛り込んだiOSを新しくリリースするほかなく、ユーザー側では対処のしようがない。しばらくはモバイルバッテリーなどを持ち歩くほかなさそうだ。
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