次期Apple TVは、120Hzに対応して登場する可能性が濃厚だ。
その根拠となるものは、Appleが開発者向けに公開したベータ版のtvOS 14.5。
発見した9to5Macによると、tvOSのPineボードに「120Hz」の文字と、「supports120Hz」への参照が複数追加されている。Pineボードは、インターフェイスの名称を保管している部分である。
ベータ版に登録された内容は、Appleが開発を進めているもので、開発スケジュールに問題がなければ近々一般公開されることを意味している場合が多い。
なお、現行のApple TVは、120Hzという高いリフレッシュレートに対応しておらず、120Hzの記載がある場合には、次期型のApple TVへ対応するために開発を進めていることを示唆している。
ちなみに、現在のApple TVは60Hzである。一般的なリフレッシュレートから120Hzに格上げされるApple TVは、滑らかな映像出力に対応する。その恩恵を受ける映像は、俊敏な動きを必要とするもの。つまり、スポーツ観戦や、対戦型のゲームなどに優位性を発揮する。
いよいよ登場の可能性が高い120HzのApple TV。この高性能なデバイスを正しく利用するには、120Hzに対応したテレビを用意する必要がある。また、テレビに接続するためのケーブルにも注意が必要だ。
一般的に販売されているHDMIケーブルのプレミアムタイプは、大抵の場合4K画質に対応したものとなるが、リフレッシュレートが60Hzまでとなっており、120Hzに対応していない場合がある。
パッケージなどのキャッチコピーに、PS5に対応の文字を見つけたとしても60Hzまでに対応の製品も多い。120Hzを使用したい場合には、120Hzに対応した製品名の記載を見つけるのではなく、しっかりと120Hzの文字を見つけるか、HDMI 2.1に対応した製品であることを確認したい。
HDMI 2.1が意味しているものは120Hzに対応した4K画質、HDMI 2.0は60Hzに対応した4Kである。