Appleは、デバイスに付与するシリアル番号を従来の文字列からランダムなものへと変更する。
シリアル番号の大幅な変更は、現在出荷されている製品には影響なく、これから製造されるデバイスに新しいフォーマットとして順次適応していくようだ。
適応の開始は2021年初頭。既に製造中の製品には新しい基準のシリアル番号が付与されている可能性がある。
これまでのシリアル番号と新しいフォーマットのシリアル番号では、内容面に大幅な変更が加わる。
これまでのシリアルは、文字列の中にデバイスの仕様など、個体を決定づける重要なデータが番号に埋め込まれていた。しかし、新しい基準のシリアル番号には、この関連付く内容がすべて削除されており、無機質な文字列に変更される。
従来のシリアル番号に含まれている意味は、最初の3文字が製造場所を表し、次に製造年や製造週を表す文字が後ろに2文字続く。最後の4文字に関しては、デバイスのモデルやカラー、ストレージ容量といったコンフィギュレーションコードが含まれている。
新しいシリアル番号の既定は、文字数を8文字から14文字と制限しており、その中には英数字を利用した文字がランダムに使用される。Appleは、新しいシリアル番号として登場する最初のシリアル番号には、ランダムな10文字が与えられていると伝えている。
Macの「シリアル番号やスペック」を確認する方法
Macのシリアル番号や詳細なスペック、型番などを確認する方法の紹介。 製造年月日なども確認できるので、不意に必要になった確認作業にご活用いただければと思う。
Via: MacRumors