ドコモ、iPhoneをiOS 14にアップデート後「一部のメールアドレスが使用不能に」 / 対処方法と、メアド変更を奨めたい理由


ドコモ、iPhoneをiOS 14にアップデート後「一部のメールアドレスが使用不能に」 / 対処方法と、メアド変更を奨めたい理由

ドコモは、AppleのiPhoneを使用するドコモユーザーに向けて、ドコモメールが送信できない事象を公開した。

今回発表されたドコモのトラブルは、ドコモメール(@docomo.ne.jp) の送信に関する内容となるが、一部のドコモユーザーを対象としたもので、すべてのユーザーに対して発したものではない。

対象となるドコモユーザーは、ドコモ内でのみ標準化されているメールアドレスを取得し、使用しているユーザーである。

詳細を述べると、「@ (アットマーク)」 の直前に「. (ピリオド)」を使用したメールアドレスや、連続したピリオドを使用しているメールアドレスを使用している場合、iOS 14ではメールアドレスが不正と見なされて、メールの送信ができない。

ドコモでは、世界に通用しない仕様のメールアドレスを設定することが可能だった。それが災いして、iOS 14以降ではメールの送信ができないトラブルを抱えたドコモユーザーが出てきてしまったのである。

このトラブルに対して、ドコモはメールアドレスの変更、もしくはドコモ用プロファイルを新しいものに更新するように伝えている。

先にもお伝えしたとおり、このトラブルが起きるメールアドレスは、世界的に見て通用しない。インターネット技術標準化委員会(IETF) が定める国際基準(RFC) に準じていないものとなる。

現在、ドコモでは、RFC違反となる文字列がメールアドレスに使用されないように制限を設けている。

プロファイルのアップデートで、もしご自身がメールの送信不具合を克服したとしても、相手側がドコモ以外のメールアドレスを使用してメールを送信しようとすると、その人の画面には送信エラーが起きて、メールを正常に送信することはできないままである。

昨今は、LINEなどのコミュニケーションツールが標準化されつつあるが、ネットショップなどの利用で問い合わせに使ったり、仕事の案件などをメールで受けたりすることはまだ希にある。

不意に訪れる機会は、双方非常に厄介なトラブルのため、この機会にメールアドレスの変更をお奨めしたい。

iOS14アップデート後、メール送信不可となる事象に関して

以下、ドコモリリースの内容となる。

RFC違反のメールアドレス※をiOS14以降のメールアプリに設定するとドコモメール(@docomo.ne.jp)を送信することができなくなる事象が確認されております。

※ご利用のアドレス内に2連続のドット「..」が含まれていたり、アットマーク前にドット「.@」が含まれているアドレスをご利用の場合にメールが送信できなくなっていることを確認しております。

本事象に遭遇されている場合、メールアドレスを変更いただくか、以下の「プロファイルの更新を行う」よりプロファイルの更新を実施していただく必要がございます。

dアカウント - ログイン

※iOS14未満/imode/Android端末をご利用のお客様は特に影響はない為、なにか操作をいただく必要はございません。
また、本サイトの「プロファイルの更新を行う」からダウンロードできるプロファイルは、iOS14以降で本事象が起こっている場合に必要となるもので、iOS13以下の場合はご利用いただく必要はございません。
誤って更新を行ってしまった場合はこちらから再ダウンロードおよび更新をお願いいたします。

プロファイルのダウンロードは、dアカウント利用設定が「利用する」に設定されている必要がございますので、プロファイルのダウンロードできない場合は以下の設定をご確認ください。
 ※Wi-FiをOFFにして実施する必要がございます。
 My docomo(お客様サポート)トップ > メール設定 > メール設定(迷惑メール/SMS対策など) > dアカウント利用設定の確認/変更

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iOS14アップデート後、メール送信不可となる事象に関して
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