Appleは2020年11月6日、iOS 14.2を正式にリリースした。
iOS 14.1では、誤ったメールアドレスでメールの送信をしてしまう不具合など、バグ修正がメインとなっていたが、今回のアップデートでは多くの機能が追加や改善を受けたものとなっている。
今回のアップデートでは、バグ修正のほかに、多くの機能改善が盛り込まれていている。
新たに取り入れられたものは、100種類以上の絵文字や、ライトモードとダークモードの両方に対応する8枚の壁紙、そのほかにはAirPodsのバッテリー制御や音量警告などが盛り込まれた。
2020年モデルとして登場したiPhone 12シリーズに関する内容は、シリーズの中でもハイスペックモデルに当たるiPhone 12 Proと、ひとまわり大きいiPhone 12 Pro Maxに搭載されるLiDARセンサーについて、ベースとなる機能の追加が行われている。
また、接触通知に関する統計情報を有効に活用するオプションも追加された。
iOS 14.2リリースノート
iOS 14.2には、100以上の新しい絵文字のほか、8枚の新しい壁紙が追加され、iPhone用のその他の新しい機能強化とバグ修正が含まれます。
iOS 14.2には、iPhone用の以下の機能改善が含まれます:
- 動物、食べ物、顔、家庭用品、楽器、性差別のない絵文字など、100種類以上の新しい絵文字
- ライトモードとダークモードの両方のバージョンでデザインされた8枚の新しい壁紙
- 拡大鏡で近くにいる人を検知し、iPhone 12 ProおよびiPhone 12 Pro Maxに搭載されているLiDARセンサーでその人との距離を報告可能
- MagSafe対応iPhone 12レザースリーブに対応
- AirPodsのバッテリー充電を最適化し、AirPodsがフル充電された状態の時間を減らすことで、バッテリーの劣化速度を抑制
- ヘッドフォンの音量通知機能によって、音量が聴覚に影響を及ぼす可能性があるときに警告
- 新しいAirPlayコントロールで家中にエンターテイメントをストリーミング
- iPhone、iPad、Apple Watch、AirPods、CarPlayでHomePodおよびHomePod miniのインターコムに対応
- HomePodをApple TV 4Kに接続してステレオ、サラウンドサウンド、ドルビーアトモスオーディオを再生可能
- 接触通知に関する統計情報を、個人を特定しない形で対象の公衆衛生当局に提供するオプションを追加
このリリースには、以下の問題の修正も含まれます:
- ホーム画面のDockでAppが機能しなくなる問題
- カメラを起動したときに、カメラファインダーが黒く表示されることがある問題
- パスコードを入力しようとしたときに、ロック画面のキーボードをタッチしても認識されない可能性がある問題
- “リマインダー”で過去の時間がデフォルトで設定されることがある問題
- “写真”ウィジェットにコンテンツが表示されないことがある問題
- “天気”ウィジェットで華氏を設定しているのに最高気温が摂氏で表示されることがある問題
- “天気”の“これから1時間の降水確率”の表で、雨の止む時間が誤って表示されることがある問題
- “ボイスメモ”の録音中に電話がかかってくると中断される問題
- Netflixのビデオを再生中に画面が黒くなることがある問題
- Apple Watch Appを開いているときに、予期せずApple Watch Appが終了することがある問題
- 一部のユーザで、“ワークアウト”のGPS経路やヘルスケアデータがApple WatchとiPhone間で同期されない問題
- CarPlayダッシュボードで、オーディオが“再生停止中”と誤って表示される問題
- デバイスがワイヤレスで充電されない可能性がある問題
- iCloudバックアップからiPhoneを復元した場合、またはiPhoneの移行機能を使用して新しいiPhoneにデータを転送した場合に接触通知が無効になる問題
Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/kb/HT201222