Amazon、“よりパワフルに” Fire TV stickとEchoシリーズを刷新「空間音響特性を感知」など


Amazon、“よりパワフルに” Fire TV stickとEchoシリーズを刷新「空間音響特性を感知」など

Amazonは、スマートスピーカーのEchoシリーズにフルモデルチェンジを行い、第4世代としてリリースした。

また、Echoほど華やかなものではないが、テレビに接続してコンテンツを楽しむFire TV stick(ストリーミング・メディアプレーヤー) も注目である。こちらはマイナーアップデートが施されて、+50%のパワーアップが行われた。

まず気になるのは、ディスプレイを有さないスタンダードモデル。球体デザインとなったNew Echo Dotと New Echoは、従来のものよりもデザイン性に富んだものとなっており、様々な空間に栄えるデザインが魅力的である。

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New Echo Dot

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その中でも一番リーズナブルなNew Echo Dotは、AmazonのベストセラーであるEcho Dotを改良したモデルとして登場。ファブリック素材で覆われた球体デザインは、コンパクトながらもパワフルで明瞭なボーカルと、バランスのよい低音を奏で、豊かなサウンドを放つものとなっている。

また、時計付きも出るでは、シンプルなLEDディスプレイを採用しており、時刻や気温、タイマーやアラームを簡単に確認することができる。アラームの設定では、引き続きスヌーズ機能が採用されているため、寝室への設置にもよさそうである。

New Echo

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New Echoは、EchoとEcho Plusが1つにまとめられたモデルとして登場している。こちらもNew Echo Dotと同様に、ファブリック素材(布) で覆われた球体デザインが特徴となる。

その中に収まるスピーカーは、7.62cm (3インチ)のウーファーと、2つのツイーターが搭載されており、より臨場感のあるダイナミックな中音と、深みのある低音、そして伸びやかな高音を奏でるプレミアムなスピーカーシステムとなっている。

Amazon、“よりパワフルに” Fire TV stickとEchoシリーズを刷新「空間音響特性を感知」など

しかし、「そういわれてもどれほどの音質なのだろう」と思う人も少なくない。しかし、「Dolbyのステレオサウンドを楽しむことができる」といわれると、一定以上のポテンシャルを秘めていることがお分かりいただけるだろう。

極めつけの一言は、空間特性の感知機能である。New Echoは、デバイスが設置された空間の音響特性を自動で検知し、最適な音質でオーディオを再生することが可能である。

音に拘り、臨場感を求めるのであれば、New Echoが一番優れたものになりそうだ。

Amazon、“よりパワフルに” Fire TV stickとEchoシリーズを刷新「空間音響特性を感知」など

システム面では、Amazon新開発の第1世代AZ1ニューラル・エッジ・プロセッサを搭載し、応答速度や機械学習の高速化に貢献している。

Zigbee(近距離無線通信規格) 対応のスマートホームハブを内蔵し、Bluetooth 4.0以降の低消費電力通信モード (BLE) にも対応しているのも特徴の1つとなる。

Echo Show 10

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ディスプレイを内蔵するEcho Show 10は、ユーザーの動きに合わせて画面の向きを回転することが一番の特徴となる。もうこれだけで“買い” だろう。

ユーザーは部屋のどこにいてもEcho Showが画面の向きを自動で合わせてくるため、視聴している途中で部屋の中を移動してもデバイスの向きを手動で調整する必要もなく、テレビ通話ではカメラからフレームアウトを起こす心配がない。視聴中の小さなストレス軽減は、普段の使用を想定すると大きな利点になりそうだ。

自動で回転するために必要なモーター部分は、ブラシレスのモーターが採用されており、モーターの駆動音が気になることもなさそうである。

Fire TV stick

Amazon、“よりパワフルに” Fire TV stickとEchoシリーズを刷新「空間音響特性を感知」など

小さなモデルチェンジが行われたFire TV stickは、処理装置に手が入れられており、前のモデルよりも1.5倍パワフルに駆動するという。

今回モデルチェンジが行われたものは、フルHDが再生可能なスタンダードモデルとなる。しかし、十分である。4K8Kといわれる時代ではあるが、すべてがその画質ではないことと、コンテンツが多すぎて、画質よりも興味をそそられるものが多いのである。

注意点としては、Fire TV stickは、自宅に1つあると暇がなくなるほど暇を潰せてしまう代物ということ。

Amazon、“よりパワフルに” Fire TV stickとEchoシリーズを刷新「空間音響特性を感知」など

今回のモデルチェンジでは、フルHDの映画やテレビ番組の再生も滑らかに、アプリの起動も更に速くなっていることが一番の特徴で、新たに映像と音響の強化も図られている。

採用された技術はHDRとDolby Atmosで、映画などの臨場感が非常に上がるものと思われる。なお、この技術は対応するコンテンツや、対応した機器への接続が必要となる。

ちなみに、HDRは、ハイダイナミックレンジ略となる。これは映像技術に関するものである。明暗がハッキリとしている映像で、本来ならば黒つぶれして見えない部分の明るさを自動的に調整して、全体像を見えやすくするという技術。

Dolby Atmosは、音のカスタマイズで、本来ならば平たく聞こえる音が、音に包み込まれるような空間に生まれ変わるものとなる。立体的に聞こえる音の広がりは、映画などの没入感がさらに高められる。

Prime Video、YouTube、Netflix、TVer、GYAO!、U-NEXT、DAZN、Disney+、FOD、Apple TV+などの豊富な映画やビデオを大画面で視聴になるが、見過ぎにはくれぐれも注意が必要である。

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