AppleがWWDC20 で発表したiOS 14には様々な新機能が盛り込まれた。その中でもユーザビリティに大きく貢献する注目すべき点が、一刻を争う通知機能である。
CONSOMACによると、iOS 14では緊急事態を示す音を通知で受け取ることができるという。
緊急事態を示す音は、「火災報知器」「サイレン」「煙探知機」「車のクラクション」「泣き声」などで、難聴など周囲の音を聞き取りづらい人を手助けする機能となる。
この機能は、設定のユーザー補助から細かく設定することができ、機能をオンにすることでiPhoneは常に周囲の環境を把握する状態になるという。
機能がアクティブの時には、コントロールセンターにアイコンが表示されており、それを長押しすることで特定のオプションを素早くオンオフ切り替えることができる。
iOS 14は現在ベータ版であり、一般公開は秋を予定している。この機能に関しても現在テスト段階にあり、認識する制度はまだまだ優れていないようだ。
Appleは「現状では、危険な状況、緊急性の高い出来事、またナビゲーションの音声操作でさえ音声認識に頼るべきではない」と明言している。
将来的には、Appleはすべての音を識別し、日常生活の様々な音を検出することで、ユーザーの利便性をよりよくしようとしている段階にある。
Photo: CONSOMAC