Appleは、新しいThunderbolt 3 Proケーブル(USB-C) をリリースした。WWDC2020では新しいハードウェアの発表をせずに終わったものの、小さなハードは同時期に発売を予定していたようだ。
従来までの0.8mでは足りなかったという意見を反映してのリリースだろう。しかしながら高い。
0.8mのThunderbolt 3 (USB-C)ケーブルが 4,500円(税別) なのに対して、Thunderbolt 3 Proケーブル(2m) は、12,800円(税別) となっている。
価格だけ見ると、ケーブル1本にこの価格は払えないと感じるが、これは品質を保証する金額としてみれば安いのかもしれない。2mの区間を最大40Gb/sの伝送速度でデータ通信を行うケーブルや電子部品を安定した品質で提供するには、おそらく個体差の検品で弾かれる製品も多いのだろう。
肝心な部分を伝えると、このケーブルは、従来の単なるパッシブケーブルではなく、信号を増幅して調整するアクティブケーブルのようである。私の記憶が間違っていなければ、アクティブケーブルでは、USB3.0であってもUSB2.0の伝送速度となる。もちろん、Appleの開発チームが何かしらのチューンをしている可能性があるため、測定をしなければ分からない部分ではあるが、高価な製品であるため 後悔しないように下調べをした方が良いかもしれない。
BelkinからもThunderbolt 3の2mケーブルは出ており、このBelkin Thunderbolt 3 5A Cable(2メートル)は8,780円(税別) となっている。アップルストアで取り扱っている製品のため、品質にも問題はないはずである。
Thunderbolt 3 Proケーブル (2m)
概要
絡まることなく巻くことができるブラックの編組デザインを持つこの2メートルのケーブルは、Thunderbolt 3による最大40Gb/sのデータ転送、USB 3.1 Gen 2による最大10Gb/sのデータ転送、DisplayPortビデオ出力(HBR3)、最大100Wの充電を可能にします。このケーブルを使うと、Thunderbolt 3(USB-C)ポートを備えたMacを、Pro Display XDR、ドック、ハードドライブなどのThunderbolt 3対応デバイスに接続できます。
ポイント
- 最大40Gb/sのデータ転送
- USB 3.1 Gen 2による最大10Gb/sのデータ転送
- DisplayPortビデオ出力(HBR3)
- Thunderbolt 3またはUSB-C対応デバイスとディスプレイに接続
- 最大100Wの充電ができるPower Delivery機能
- 絡まることなく巻くことができる編組デザイン
- ほかのケーブルと見分けやすくするためのThunderboltロゴ入り
- 最大6台のThunderbolt 3対応デバイスを連結接続