iPhoneの側面に設けられたボリュームボタン。上側を押すと音量が上がり、下側を押すとその逆になる。このボタンに画面の明るさ調整機能を割り当てられるとしたらどうだろう。
日中に画面のまぶしさを感じることはほとんどないが、突然暗い場所へ移動した際や、夕方などの明暗がハッキリとしない時間帯に、画面の自動調整が適切に行われなかった経験はないだろうか。
iPhoneの環境光を把握するシステムは確かに優秀である。それを補うコントロールパネルも使いやすい。しかし、物理キーを使用した素早さには到底敵わない。
そんなちょっとした不満を解消するために使用するシステムが、Gilshahar7氏の開発したVolumeBrightnessである。
VolumeBrightnessは、音量と明るさの調整を切り替えて使用するシステムとなるため、このシステムを組み込んだからといって、音量の調整ができなくなるわけではない。
具体的な操作をいうと、音量調整と明るさ調整の切り替えは、ボリュームの大小ボタンを同時に押す仕組みで、通常はiPhone標準の音量調整が動作するようになっている。明るさを調整したい場合には、大小ボタンを同時に押し、そのあとに大小いずれかのボタンを押して明るさを調整する仕組みとなる。
明るさの調整を終えて指定の時間が経過すると自動で音量調整のボタンに戻る設定もでき、その時間も好みに合わせて調節することができる。
見出しにもあるとおり、VolumeBrightnessを使用するにはジェイルブレイク(脱獄) をする必要がある。明るさの調整を頻繁に使用する方には好都合なものであるが、少々敷居の高い設定かもしれない。
もしご関心があるならば、ジェイルブレイクの方法を日本で載せているので、そちらもご覧いただければと思う。