iPhoneやiPadを使用していると、アプリがいつのまにか自動的にアップデートされていることがある。これはiPhoneが自動で最新の状態に保とうとする便利な機能だ。しかし、その機能は実行されているときもあれば、自動アップデートされていないときもある。これは一体どういうことなのか。
ユーザーの手を煩わすことなく行われる自動アップデートは、知識を有さないエントリーユーザーもiPhoneを常に最新の状態を保つことができ確かに便利ではあるが、その反面で不意を突いた自動更新となる事から少なからず不安な物でもある。ユーザーの中には、現在使用中のバージョンを気に入って使い続けたいと希望する方や、他の方の動向を観察してから後で手動アップデートを行いたい方もいれば、一昔前まではAppStoreを開き、アップデートが提供されているアプリを手動でアップデートしていたと、懐かしむ声まで聞こえてくる。そこで、どのタイミングでAppの自動アップデートが行われるのか、自動を手動に切り替える方法はあるのかを確認していこう思う。
Appとは、Application(アプリケーション) の略で、iPhoneの普及とともに目にする機会が多くなった単語である。アップルの製品で使用できるアプリケーションを指す単語として世に広がった単語であるAppは、「アプリ」とは読まず「アップ」と読むことをご存じだろうか。勿論、Appを見て「アプリ」と言い表し表現するのは間違いではないが、「アップ」と表し時代に乗るのもゆかしいものだ。
AppとAppStoreとは
iPhoneやiPadといったアップル製品には誰もが使用するであろう最低限のAppが標準搭載されており、ユーザーが別途必要と感じるAppは、AppStoreを通じてニーズに合う物を個別にダウンロードすることができる。AppStoreではアップルの厳しい審査を通過した数多くのAppが提供されており、それらを開発提供するデベロッパーも多く存在している。それらAppの多くは無料でダウンロードをする事ができるが、中には初回ダウンロード時に料金が発生する有料Appや、App内課金といいダウンロードや基本的な使用に関しては無料であるが Appの快適性や利便性を向上させるために後から有料を選ぶことができる物が存在している。
デベロッパーは、質の高いAppを常に安定して動かせるように開発改良に取り組んでおり、Appを利用するユーザーはAppStoreを介して新しいバージョンの提供を受けることができる。そんなAppを提供管理するAppStoreは、デバイスにインストールされているバージョンを定期的に照会し、デバイスに旧バージョンのAppが入っていれば最新のAppが提供できることをお知らせする機能や、自動的に最新版のダウンロードを行う機能を持ち合わせている。
Appの自動アップデートを手動に切り替える方法
設定 > iTunes StoreとApp Store > アップデートをオフ
iPhoneの「設定」を開く
iPhoneのホーム画面から「設定」を開く。
iTunes StoreとApp Storeをタップする
設定の一覧から「iTunes StoreとApp Store」を見つけてタップする。
アップデートを無効にする
Appのアップデートが自動的に行われないようにするには、「自動ダウンロード」の項目にグループ分けされた「アップデート」の横に配置されているスイッチをオフにする。
自動アップデートが行われるタイミング条件
自動アップデートが行われる条件は明確に示されてはいないが、Wi-Fiに接続されている環境下で充電が開始され、尚且つバッテリーの残量が一定以上である事が最低限必要とされる条件のようである。
自動アップデートを利用する設定にも関わらず、Appの自動アップデートがされないと苦慮している方は、一度その3点の条件に当てはまっているかを確認するといいだろう。
Appの自動アップデートをWi-Fi以外でも行う設定
ドコモやau、ソフトバンクといったキャリアの回線を利用した自動アップデートの設定を行うこともできる。ただし、固定回線を利用したWi-Fi環境下ではパケット通信量の心配をする必要はないが、キャリア回線を利用した場合にはパケット通信料やパケット利用上限の問題が発生するため積極的にはオススメできる設定ではない。
自宅にWi-Fi環境を有さない方で、パケット定額のパケット使用可能上限までに余裕のある方であれば、キャリア回線を利用したモバイル回線での自動アップデートを検討しても問題ないだろう。