2020年発表 燃費のいい国産車10選 / カタログ26km/Lの車を33km/Lで走らせるコツ


2020年発表 燃費のいい国産車10選 / カタログ26km/Lの車を33km/Lで走らせるコツ

ある人にとって車は単なる移動手段であり、またある人にとってはそれ以上に意味があり楽しみを見出せるもの。いずれにせよ、環境問題が騒がれている昨今、燃費という値は誰しもが少なからず気にする部分である。

そこで今日は、今年2020年に国土交通省が発表した2019年(令和元年) に発売された燃費のいい乗用車ベスト10を 型式とともに紹介したいと思う。

国土交通省では、自動車ユーザーの省エネルギーへの関心を高め、燃費性能の優れた自動車の開発・普及を促進するため、毎年、自動車の燃費性能を評価した「自動車燃費一覧」を公表するとともに、燃費の良い乗用車を発表している。

燃費の基準となるものは旧モード燃費のJC08燃費測定法となる。既に新基準の測定方法(WLTCモード) が始まっているが、WLTCモードで測定を行っている車両がほとんどなかったため旧方式で統一とした。

ちなみに、JC08モードでは、シャシダイ(地面に固定されたローラーの上で擬似的な走行を行う装置) を用いて、平均速度24.4kmh、最高速度81.6kmh、所要時間1204秒、走行距離8.172kmで測定が行われている。

燃費ランキング 普通・小型自動車部門

ランキングに連続しているOEMは割愛させていただいた。ご理解をいただければと思う。

【1位】トヨタ プリウス 燃費:39.0km/L

2020年発表 燃費のいい国産車10選

グレード:1.8E(CVT)

形式:DAA-ZVW51

全長×全幅×全高:
4575×1760×1470mm

重量:1320kg

発売年月:2019年10月

【2位】トヨタ アクア 燃費:38.0km/L

2020年発表 燃費のいい国産車10選

グレード:1.5 L(CVT)

形式:DAA-NHP10

全長×全幅×全高:
4050×1695×1455mm

重量:1060kg

発売年月:2019年10月

【3位】ニッサン ノート 燃費:37.2km/L

DAA HE12

グレード:1.2 e-POWER S(AT)

形式:DAA-HE12

全長×全幅×全高:
4100×1695×1520mm

重量:1190kg

発売年月:2019年10月

【同3位】ホンダ フィット 燃費:37.2km/L

DAA GP5

グレード:1.5 ハイブリッド(AT)

形式:DAA-GP5

全長×全幅×全高:
3990×1695×1525mm

重量:1080kg

発売年月:2019年10月

【5位】トヨタ カローラ 燃費:35.0km/L

6AA ZWE211

グレード:1.8 ハイブリッド G-X(CVT)

グレード:1.8 ハイブリッド S(CVT)

形式:6AA-ZWE211

全長×全幅×全高:
4495×1745×1435mm

重量:

1330kg (G-X)

1350kg (S)

発売年月:2019年10月

【同5位】トヨタ カローラ ツーリング 燃費:35.0km/L

6AA ZWE211W

グレード:1.8 ハイブリッド G-X(CVT)

グレード:1.8 ハイブリッド S(CVT)

形式:6AA-ZWE211W

全長×全幅×全高:
4495×1745×1460mm

重量:

1350kg (G-X)

1370kg (S)

発売年月:2019年10月

【7位】ホンダ GRACE 燃費:34.8km/L

DAA GM4

グレード:1.5 ハイブリッド LX(AT)

グレード:1.5 ハイブリッド LX ホンダセンシング(AT)

形式:DAA-GM4

全長×全幅×全高:
4450×1695×1475mm

重量:1170kg

発売年月:2019年10月

【8位】トヨタ ヴィッツ 燃費:34.4km/L

DAA NHP130

グレード:1.5 ハイブリッド F(CVT)

グレード:1.5 ハイブリッド ジュエラ(CVT)

グレード:1.5 ハイブリッド U(CVT)

グレード:1.5 ハイブリッド U スポーティパッケージ(CVT)

グレード:1.5 ハイブリッド GR スポーツ(CVT)

形式:DAA-NHP130

全長×全幅×全高:
3945×1695×1500mm

重量:1100kg

発売年月:2019年10月

【同8位】トヨタ カローラ アクシオ 燃費:34.4km/L

DAA NKE165

グレード:1.5 ハイブリッド EX(CVT)

形式:DAA-NKE165

全長×全幅×全高:
4400×1695×1460mm

重量:1140kg

発売年月:2019年10月

【同8位】トヨタ カローラ フィールダー 燃費:34.4km/L

DAA NKE165G

グレード:1.5 ハイブリッド EX(CVT)

形式:DAA-NKE165G

全長×全幅×全高:
4400×1695×1475mm

重量:1170kg

発売年月:2019年10月

燃費ランキング 軽自動車部門

ランキングに連続しているOEMは割愛させていただいた。ご理解をいただければと思う。

【1位】スズキ アルト 燃費:37.0km/L

DBA HA36S

グレード:660 L(CVT)

グレード:660 L スズキ セーフティ サポート装着車(CVT)

グレード:660 S(CVT)

グレード:660 X(CVT)

形式:DBA-HA36S

全長×全幅×全高:
3395×1475×1475mm

Xのみ3395×1475×1500mm

重量:650kg

発売年月:2019年10月

【同1位】マツダ キャロル 37.0

同上。型式の一部とエンブレムの違いのため省略。

【3位】スズキ アルト ラパン 燃費:35.6km/L

DBA HE33S

グレード:660 L(CVT)

グレード:660 S(CVT)

グレード:660 X(CVT)

形式:DBA-HE33S

全長×全幅×全高:
3395×1475×1525mm

重量:680kg

発売年月:2019年10月

【4位】ダイハツ ミラ イース 燃費:35.2km/L

5BA LA350S

グレード:660 B(CVT)

グレード:660 L(CVT)

グレード:660 L SAIII(CVT)

形式:5BA-LA350S

全長×全幅×全高:
3395×1475×1500mm

重量:650kg

発売年月:2019年10月

【同4位】スバル プレオ プラス 35.2km/L

同上。型式の一部とエンブレムの違いのため省略。

【同4位】トヨタ ピクシス エポック 35.2km/L

同上。型式の一部とエンブレムの違いのため省略。

【7位】マツダ フレア 660 燃費:33.4km/L

DAA MJ55S

グレード:ハイブリッド XS(CVT)

形式:DAA-MJ55S

全長×全幅×全高:
3395×1475×1650mm

重量:790kg

発売年月:2019年10月

【8位】マツダ フレア クロスオーバー 燃費:32.0km/L

DAA MS41S

グレード:660 XS(CVT)

形式:DAA-MS41S

全長×全幅×全高:
3395×1475×1665mm

重量:800kg

発売年月:2019年10月

【9位】スズキ ワゴンR 燃費:31.0km/L

5AA MH95S

グレード:660 ハイブリッド FX スズキ セーフティ サポート非装着車(CVT)

グレード:660 ハイブリッド FX(CVT)

グレード:660 ハイブリッド FZ(CVT)

グレード:660 スティングレー ハイブリッド X(CVT)

形式:5AA-MH95S

全長×全幅×全高:
3395×1475×1650mm

重量:790kg

発売年月:2019年12月

【同9位】ダイハツ ムーヴ 31.0 燃費:31.0km/L

DBA LA150S

グレード:660 L(CVT)

グレード:660 L SAIII(CVT)

グレード:660 X(CVT)

グレード:660 X SAIII(CVT)

グレード:660 カスタム X(CVT)

グレード:660 カスタム X リミテッド SAIII(CVT)

形式:DBA-LA150S

全長×全幅×全高:
3395×1475×1630mm

重量:820kg

カスタムは830kg

発売年月:2019年10月

【同9位】スバル ステラ 31.0km/L

同上。型式の一部とエンブレムの違いのため省略。

カタログ燃費と実燃費は運転操作が異なる

燃費の測定に使用される運転技術と、実際の運転技術は似て非なるものである。カタログ燃費を目にすることにより、燃費の目標を持って運転を心掛ける方は少なくはないが、実際の運転での燃費とは移動を行うことで生じる単なる値に過ぎない。ゆっくりと加速をすることで燃費が向上するのかといえば、そういうわけでもない。いたって自然な運転が高燃費に貢献する。常に自然なフィーリングの運転を心掛けていれば、燃費は後から付いてくるものである。実際に私の愛車はカタログ燃費が26km/Lだが、フィーリングのいい運転を心掛ければ29km/Lから33km/Lで走り続けてくれる。ちなみに、燃費を稼ぐ際に私が行う儀式は、エコモードのOFFだ。燃費の目標を持つのではなく、その時々に応じた運転操作で最善とされる良い燃費を心掛けたい。単なる移動手段やドライブで得られるものが、精神的な疲れであれば本末転倒というものである。

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