iFaceの背面ガラスタイプ底部に接する指に感じる痛みの原因と、その正体、痛みの緩和策を見つけたので紹介しようと思う。
前回、iFace Reflection iPhone 12/12 Pro ケース クリア 強化ガラスのレビューで、ケースを使用していると、指に強い痛みを感じると伝えた。
その痛みを感じる部分は、ケース下部の充電端子用開口部で、iPhoneを若干立て気味に持って操作しようとすると、iPhoneの底部を支えている指に痛みが走るというものだった。
iFaceのレビュー用撮影も終わり、「この痛みはどうにかならないかな」と思い、ポート開口部を爪でカリカリと擦っていたところ、意外なものが浮き出、それ以降に指が痛みを感じることはなくなった。見出しに「痛みを半減」と書いている理由は、大人の事情であり、私が感じていた指の痛みは半減どころかなくなった。
その意外ものは、爪で擦った部分をよく見ると確認できるもので、いわゆるバリというものである。
これまで感じていた痛みは、どうやらバリが原因のようだ。バリとは、製品に付いている不要な突起。ケースを成形する際、決められた型枠へ材料を流し込み成形するが、成形の段階で型枠に接している部分に、不要な突起が製品側に残ることがある。
爪で擦った部分には小さなギザギザが並び、材質自体が柔らかくなっていることに気付いた。注意したい点は、写真に写るギザギザは、爪との摩擦でできたもので、擦らなければ真っ平らである。
綺麗に成型されたiFaceに、肉眼ではバリの存在を確認することはできなかったが、試しにヤスリ掛けで熱を加えたところ、そのバリの部分が浮き上がってきた。痛みとして感じていた部分が製品から剥がれた写真が下の画像である。
どうしても痛みを感じる場合には、その原因がバリである可能性もある。もし我慢できないような痛みであれば、ケースの底部開口部に爪や定規などを押し当ててカリカリカリと擦ることを試してはいかがだろう。それで痛みが和らぐようであれば、それはバリの可能性があるため、ヤスリ掛けを行ってもいいように思う。
ただし、ケースへのヤスリ掛けは、メーカー側からすれば意図しない破壊行為と見なす可能性もあるため、自己責任でお願いしたい。
私が使用したヤスリは、平形のダイヤモンドヤスリである。本来の目的は、セラミックやガラス、焼き入れ金属など、硬質なものを削るために用いるものであるが、平面へ均一に熱を加えてバリを浮き上がらせるためにも重宝する。
注意点として、丸型や紙やすりの使用は避けたい。部分的に熱を加えてしまうと、ケース自体も部分的に削れてしまい、凸凹になる可能性がある。
平形のヤスリは、ダイソーの工具コーナーに売っているものを使用した。ダイソーが近くにない場合や、買いに行く時間の余裕がない場合には、Amazonや楽天市場での購入も検討してはいかがだろう。
▼熱を加えるのではなく、削り取るなら、こちらがお奨めに思う。
削った後を写真で見ると、下の写真のように目立つが、実際にはそれほど目立たない。もし気になるようであれば、白い部分は柔らかく、ピンセットで摘まめるので、ヤスリ以外にも準備をお奨めしたい。