Appleが2021年モデルとして発表を計画している新型Apple Watchは、見た目と機能の両面に変更が加えられて登場する可能性がある。
シリーズの7世代目としてリリースされるApple Watch 7は、変更を加えづらいシンプルな見た目にも少なからず印象の変化をもたらす変化が加えられる見込み。そのほかにも内部のシステムに新しい技術を採用する可能性もある。
新しく採用の技術はウルトラワイドバンド。AirTagにも採用の広帯域無線技術を採用することで、Apple Watchの可能性がこれまでよりも大きく広がる。
広帯域無線の用途として身近な使い道は、Apple Watchに鍵の役目を割り振ることが可能になるということ。
この技術は、AirTag以外にもiPhone 11やiPhone 12シリーズにも採用されており、自宅玄関ドアの解錠に使用したり、自動車の物理キーの代わりとして利用できたりする見込み。自動車に関しては、CayKeyの対応が可能となり、ドアを解錠して運転席に乗り込むむだけに留まらず、パワーをオンにして走行も可能になる可能性がある。
もちろん、この技術は受け側のシステムが、それに対応していなければならない。
デザインの変更は、ディスプレイとその周辺に再設計が施されるもので、ディスプレイを取り囲むベゼルが従来のモデルよりも薄くなる可能性がある。また、ディスプレイ自体には、ラミネーション加工を採用すると見込まれており、これまでのApple Watchとは見た目に差別化が図られそうだ。
BloombergのMark Gurman氏(Twitter: @markgurman) は、そのほかの新機能として、センサーが追加されるとの情報を持っているが、それらのセンサー類に関しては2021年モデルに実装はしない可能性がある。
情報として大きく取り上げられている血糖値センサーについては、開発から製品としてのリリースに至るまでに数年の時間を必要とする可能性があり、体温測定用センサーに関しては2022年に実装が見込まれている。