AirTagを利用したストーカー行為は可能「様々な対策が講じられているようだ。しかし…」車の盗難にも注意 / 知っておくべき事


AirTagを利用したストーカー行為は可能「様々な対策が講じられているようだ。しかし…」車の盗難にも注意 / 知っておくべき事

Appleが先月4月にリリースしたAirTagを利用したストーキング行為などに関して、Appleは様々なプライバシー保護の措置を講じているようだ。

AirTag本来の目的は、置き忘れを防止、あるいは置き忘れた持ち物を取り戻すために活用する。しかし、この機能を悪用して、ストーキング行為を試みようとする者も出てくるはずである。

そこで、ストーキングから逃れるために知るべきAirTagのプライバシー機能に触れていこうと思う。また、盗難の危険性が高い車両を所有する人、あるいは犯罪に巻き込まれやすい人にとっても考えるべき点を含めたので、参考にしていただければと思う。

まず、総合的な面からお伝えすると、AirTagを悪用したストーキング行為や車両の盗難は、十分に起こりうる可能性がある。

Appleが、AirTagのプライバシー機能として取り入れた大きな部分は、他人のAirTagが自身につきまとっている場合に警告音を発すること、そしてiPhone上に見知らぬAirTagがつきまとっていることを知らせる警告表示。

名前は伏せるが、某大手メディアは、AirTagの安全性についてストーカー行為は不可能に近いと伝えている。しかし、ストーキング行為をされた私にとっては、なぜそうなるのかと数日頭を抱えていた。

その理由が、AirTagが警告音を発するタイミング。見知らぬAirTagが他人と一緒に行動をしていると、そのAirTagからは警告音が鳴る。この警告音は、AirTagのつきまといから3日後に発せられるのだ。

3日という長い期間は、ストーカーからすれば好都合である。3日もあれば自宅や職場、通勤通学ルートを探ることも可能。

そして、その警告音は、15秒間という短い時間、小さな音で警告を行う。都会の雑踏の中でその音を聞き分けることは可能なのだろうか。その音を知らずにいれば、それがAirTagから発せられる警告と気付くのだろうか。なにかの機械音がすることに気がついたとしてもAirTagであることに気付かない可能性もある。

もし、AirTagが自動車に取り付けられていた場合にはどうだろう。日本でも盗難被害の多いレクサスやハイエースといった人気ブランドの車両底部に両面テープを使用して貼り付けられていた場合、朝起きると愛車は止めた場所からなくなっている可能性もある。犯人からすれば、数千円の出費で数百万円の利益が生み出せるのであれば、購入しない手はないと考えているのではないだろうか。

ストーキングや盗難の被害を知る方法として、iPhoneなどのAppleデバイスに通知が表示されるという措置も執られているが、Androidのスマホを利用している人たちはどうなのだろう。そして、iPhoneユーザーにしても自動車や鞄に取り付けられたAirTagの場合はどうなのだろう。つきまといと判定が下るのだろうか。

Washington Post’sは、実際にストーキングを検証を行った結果、安価にも関わらず効果的、高精度なストーキング行為が可能であると伝えている。

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