Appleは、ProDisplay XDRの新しいファームウェア4.2.30の提供を開始した。
今回のアップデートで注目すべき点は、ユーザー自身がディスプレイの再キャリブレーションを行えるように、機能が追加されたこと。
キャリブレーションは、おおよそ2000時間に一度実行することで、ディスプレイの劣化を補正し、性能を適切な値に微調整する機能である。
2019年12月にリリースされたProDisplay XDRは、そろそろ再キャリブレーション調整を必要とする時期を迎えており、今後の心配が一つ消えたユーザーも少なくない。
ProDisplay XDRのキャリブレーションが動作する環境を整えるには、ProDisplay XDRのファームウェアを4.2.30以降にアップデートすることと、macOS Catalina 10.15.6以降で動作しているMacに接続することである。
キャリブレーションを実行するには、「システム環境設定」から「ディスプレイ」を選び、「プリセット」をクリックして「補正を微調整」を選択するのみ。
ただし、ここで注意したい点は、キャリブレーションを行うには、Appleがサポートするマルチ分光放射輝度計が必要ということである。
ProDisplay XDRのキャリブレーションを実行するには、PhotoResearchのSpectraScan PR-740、PR-745、PR-788や、Colorimetry Research CR-300のいずれかを用意する必要がある。
何かをお察しの方に向けて、下にAmazonと楽天市場でPR-740を検索した結果を用意したので、もしよければご確認いただければと思う。
考える時間は非常に長いものである。よければ、検索結果を表示したリンク先からチョコレートやウイスキーなど、嗜好に合うものをポチってみてはいかがだろう。