次期iPhoneに使用か Corningが2倍の強度を持つゴリラグラスを開発


次期iPhoneに使用か Corningが2倍の強度を持つゴリラグラスを開発

強化ガラスで有名なCorningは、新しくGorilla Glass Victus(ゴリラグラス・ビクタス) を発表した。

Corningは、AppleのiPhoneやiPadの強化ガラスに採用されはじめて以来、世界標準となったブランドである。

そんな堅いブランドは、前作のゴリラグラス6から2年の時を経て、新しい強化ガラスをリリースした。今まで通し番号でバージョンアップをしてきたゴリラグラスは、今回ゴリラグラス7を名乗らずに、ビクタスの名称で登場している。

ビクタスは、前作のゴリラグラス6と比べて、スクラッチが2倍入りにくい強度を持っているという。販売価格は、前作からの据え置きとしている。

落下性能では、前作が1.6mなのに対して、ビクタスは2mの実験に成功しているものとなる。

1mからの落下試験では、前作のゴリラグラス6が15回の耐久性であったが、新しいビクタスは20回耐えることに成功している。

CorningとAppleの関係は長く、初期のiPhoneから続くものである。現在、Corningのゴリラグラスは、Apple製品全体で採用されており、今後登場するデバイスに、新しいビクタスが採用される可能性も極めて高い。

なお、余談ではあるが、Appleは2017年に設備投資などを支援するAdvanced Manufacturing Fundを通して2億ドルを提供しており、2019年には更に2.5億ドルを追加提供している。現在のレートで日本円に換算すると、約480億円にも登る支援である。

タイミングがタイミングだけに、今年登場する予定のiPhone 12シリーズへ採用される可能性は五分五分、あるいは厳しいものとなるが、来年に登場する予定のiPhoneやiPadには採用される可能性を秘めている。

▼動画では、落下塔試験、動的衝撃落下シミュレーション、スクラッチ試験、保持力試験などが見ることができる。

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