BMWがロールアウトしたプラグインハイブリッドの新たな展開に世界中が驚いている。
それは見た目こそ単なるハイブリッドシステムを搭載する5シリーズに過ぎないが、このハイブリッド車は なんとワイヤレス充電機能を搭載しているのだ。
駐車場に設置したワイヤレス充電パッドの上へ、マルチ画面に映し出されるガイドを見ながら滑り込ませるだけで充電ができる。
動画に登場するのはBMW 530e iPerformance(プラグインハイブリッド) だ。
ワイヤレス充電パッドを使用することで、今現在多く採用されているケーブル接続式充電の煩わしさを軽減でき、プラグインハイブリッドの普及に大きく貢献できるであろうシステム。
この充電パッドは220ボルドのコンセントから電力供給を受け、最大3.2kWの充電速度を可能にしているそうだ。9.4kWhのバッテリー容量を搭載する5シリーズを満充電するのに必要とする所要時間は約3.5時間となる。
このワイヤレス技術で充電可能な車両は、現時点では530eのみとなるが、他のPHEVに関しては後々対応していく予定とのこと。
現在、試験的に導入されているそうで、今後公的機関の承認が得られれば普及していく一番身近な最新技術のようだ。
出先での充電も考慮して、車両側には充電ケーブルを直接射し込めるカプラーも用意されている。