iPhone8やiPhone Xで一躍脚光を浴びることとなった“置くだけ充電” の世界。正しい通称は「ワイヤレス充電器」という物で、ケーブルを挿さずに“置くだけ” で充電が可能となる充電のことを言う。この充電機能は、充電する機械がそれに対応している必要がある。
2017年モデルとしてAppleから新たに登場するiPhone8やiPhone Xは、このワイヤレス充電に対応したのだ。しかし残念なことに、ワイヤレス充電器自体は付属していない。
そこで色々と物色していたところ、あの世界規模でチェーン展開をするインテリアショップが、数多くのワイヤレス充電器を発売していることを発見し、早速お店に足を向けることにした。
そのお店はIKEA(イケア)
思い起こせば数年前、この店のWebサイトを訪れた際にワイヤレス充電器を見つけて、「これ(ワイヤレス充電器)は まだ早いだろう…」と思っていた。
あれから時は経ち、Appleがワイヤレス充電機能付きiPhoneを発表したことで「時は来た!!」 と声を張り上げたに違いない。
その素晴らしい先読みで数多くのワイヤレス充電器を発売しているIKEAは、スウェーデンを発症とするインテリアメーカー(ブランド) で、低価格ながらもデザイン性に優れた商品を数多く世に送り出している。
世界で通用するワイヤレス充電の規格Qi
IKEAのワイヤレス充電器は、Appleが採用をしたQi規格に準拠しており、iPhone8 or PlusやiPhone Xのみならず、Qi規格の全てのスマートフォンや機器を充電できる優れものだ。
IKEAのワイヤレス充電に対する思想は3つ
シンプルなインテリアに隠れて
ワイヤレス充電機能が組み込まれたランプやサイドテーブルなら、どこに充電器があるのか殆ど分からない。
上の写真を見て誰がワイヤレス充電器だと思うだろうか。ただのフロアランプにテーブルがついているとしか思わないであろう。だがしかし、このテーブルにはワイヤレス充電器が内蔵されており、iPhoneを置くだけで充電が開始されるのだ。
シェード部分は別売りとなっており、好みに合わせて組み合わせることができる。
他にもベッド脇に置くサイドテーブル内蔵型や、テーブルランプ内蔵型、ワークランプ内蔵型なども用意されており、家の中どこにいても不便を感じることはなくなるだろう。
部屋の中に自然に溶け込んで
ワイヤレス充電パッドは棚や窓辺、キッチンカウンターなど、どこでも簡単に置けて、部屋の中に自然に溶け込む。
今までの生活は変えずに、ワイヤレス充電を自然に取り込む方法。置き型のワイヤレス充電器は、1つを充電できるタイプと3つを充電できるタイプの2種類。その2種類は、木目の美しい木製タイプと、充電部分と一体感のあるオールホワイト色が用意されている。
家のニーズに合わせて
ワイヤス充電器は、好きな家具に自由に組み込める。
「今のインテリアは崩さない。」確固たるその姿勢にもIKEAは対応してくれる。今あるテーブルやデスク、食卓などにもワイヤレス充電器を埋め込むことは可能だ。
お店のカウンターにも低予算で充電器を新設することができる。気の利いた気配りを提案してくれる一品。
問題は作業をしてくれる業者を探すことでしょう?でも業者に依頼しなくてもIKEAなら穴を開けるドリルから工具まで全て揃う。設置する場所を決めて、勇気を持って穴を開けるだけで理想の空間がつくり出せるIKEAならではの“おもてなし” が商品力に現れている。
参考に
今回私が購入した品は、バーチ材の木目が美しいワイヤレス充電パッド(シングルタイプ) だ。
プラスチックでできた商品が多い中、この充電機器は周囲を囲む木材の質感が、部屋にひとつのアクセントを与えてくれる。木材と合わせる発想はさすがである。
背面には充電器を支える脚の他に、USBが顔を覗かせる。ワイヤレス充電に対応していないスマートフォンも このUSBに挿すことで充電が可能となっているようだ。
iPhone6用のケースも販売されている
iPhone6やiPhone6Sでもワイヤレス充電が可能となるケースもIKEAで購入することができる。
▼iPhone6Sに装着したがフィッティングもバッチリだ
▼このケースの問題を挙げるとすると外側につく接続端子だろう。Lightningではない…
結果として
ちょっとした時間に、ちょっとした場所で、何気なく充電ができる最高のアイテムがIKEAには揃っている。是非IKEAに足を運んでみてはいかがだろうか。IKEAの会員(無料) になると色々な特典を受けることもできるが、会員でなくとも入店をして購入することはできる。
ひとつ忠告をしておくが、歩きやすい靴で行くことをオススメする。店内の通路がそれはもうしつこいくらい長い。結構な長い時間 距離を歩くので、高いヒールやサンダルなどで行くと疲れ果てるぞ。