iPhoneで文字を入力中に煩わしいのが、打ち間違いや変換ミスを直すときだろう。
今までなら画面を長押しして顕微鏡を使いながら指定の場所へ移動するか、まるで画面の上にいる小さな虫でもつぶすかのように狙いを定めてタップするのが一般的だった。
しかし今ではもっとスマートなカーソル移動ができることはご存じだろうか。
いつから実装されたのかは分からないが、3D Touchと呼ばれる機能を実装したiPhoneで使用できるカーソル移動の機能。
3D Touchとは、iPhone6S or Plusから搭載されるようになった圧力検知型センサーを使った機能名で、それ以降に発売されたiPhone7 or Plusや今後発売されるであろうiPhone7SやiPhone8にも実装される可能性が極めて高い物だ。画面をタップする強さで色々な操作を実現する。これまで以上に直感的な操作が可能となった。
その3D Touchを利用した様々な操作方法に驚かされた私達だが、まだまだ定着していない未知の便利機能が存在していた。
それが文字入力をスマートにこなす機能だ。冒頭でもお伝えしたように、打ち間違いや変換ミスを直す際のカーソル移動がよりスマートに行える。
やり方はとても簡単で、文字入力中にキーボード部分(どこでもいい)をグイッと押す。そうするとキーボードが白紙になるので、そのタイミングを見計らって指をスライドしてみてほしい。どこにでも移動できるカーソルが出現するはずだ。
この3D Touchを使ったカーソル移動には2種類の設定が割り振られている。カーソル移動と、移動先で特定の文字を範囲選択する機能だ。範囲選択した文字は再変換または削除などができる。
カーソル移動のみをする場合、慣れるまではグイッと押し込んだ力のまま移動先まで指を滑らせていく事をお勧めする。範囲選択をする場合は、グイッと押し込んで移動用カーソルが出た後に、通常のタップくらいの強さまで力を弱めて、範囲選択する文字の上でグイッと押し込むか、文末にカーソルを合わせてグイッと押し込んだまま末尾まで指を移動して離せば範囲選択が完了する。
また範囲選択した文字は選択した文字をタップするとでコピーや文字装飾をすることができる。