AMDは、低予算で購入可能となるエントリークラスのグラフィックボードをリリースした。
今回リリースされたRadeon RX 5500 XTは、上位に位置するRadeon RX 5500 XTと同じ1408コアのNavi 14 GPUが搭載されたモデルで、ターゲットとしている層はメインで1080pを愛用する人を対象としているものとなる。
ただ、間違ってはいけないのは、このグラボは4Kの60フレームを出力が可能なものであるという点。エントリーユーザーにはよくある誤解として、1080という単語で興味を失う人もいるため補足を入れさせていただいた。
GPUに関しては、それ自体は同じものとなっているが、RX 5300が動作するクロック周波数はRX 5500 XTよりも若干抑え気味であり、ブースト時の周波数比でRX 5300は200MHz低い1645MHzで駆動するように設計されている。
RX 5500 XTと一番大きな違いが表れているのは搭載されるメモリ容量で、RX 5500 XTが4GB(GDDR6) なのに対して、RX 5300は1GB低い3GB(GDDR6) を積んでいる。1080を愛用するならば十分なメモリ容量のため気にする必要もなく、むしろメモリを少なくすることで消費電力が100Wに抑えられるメリットは大きい。
接続ポートは、DisplayPort (1.4)と、HDMIが設けられている。HDMIでは4K60フレームで出力が可能となっている。