今回リリースされたiOS 13.6の最新ベータ版(Beta2) では、OSの自動更新スイッチが従来の1つタイプから2つタイプへと変化している。
従来の自動アップデートは、最新のiOSがダウンロードされると、Wi-Fiと充電器に接続された夜間に、インストールが完了してしまうものである。スイッチをオンにすることで、アップデート作業に必要とされる人の手間をなくす目的の設定だが欠点があった。
I don’t remember seeing this before in iOS/iPadOS – a way to let your device automatically download and/or install updates, without necessarily saying yes or no to both. Nice quality of life improvement. Found in iPadOS 13.6 beta 2. pic.twitter.com/qdEE1vKneP
— Jeremy Horwitz (@horwitz)
今回のベータ版で明らかになった新たなスイッチは、iOSのダウンロードのみを自動で行うものとなり、インストール自体はユーザーが手動で行うことができる。
最新のiOSがリリースされた週は、サーバーへの負担が増してダウンロードに遅延が発生するなど、ダウンロードのみを予め自動で受けて着けてくれれば、あとは自分で行うというユーザーも多いはずである。
様々な理由でインストール自体を自分で行いたいという豊かな知識を持つユーザーがいる反面で、インターネット自体をあまり使用しないために自宅ではモバイル回線のみを利用しているユーザーがいることも確かである。自宅にWi-Fi環境のない人は使用することのできなかった堅物の自動機能が、多くのユーザーに歩み寄り始めたことになる。