Appleは、次期iOSのリリース候補版を公開した。
この候補版は、正式版が公開される前の最終確認用で、候補版の公開は、一般に向けて正式版の提供を目前に控えていることを意味している。
今回、候補版として公開されたものは、iPhoneの次期OSであるiOS 14.4。
このアップデートでは、小規模なアップデートになるが、新しい設定や、機能改善、様々なバグの修正が含まれている。
機能改善では、QRコードの読み取りについて改修が行われ、これまでよりも小さなQRコードの読み取りが可能となる。
新しい設定項目の追加は、設定内にBluetoothデバイスをタイプ別に分類するオプションが登場する。これは、音を使用した通知に使用するヘッドホンを正確に識別するために追加されるオプションとなる。
そして、一部のiPhoneユーザーには改悪なシステムの追加機能も存在する。それが、カメラユニットに関するものである。iPhone 12シリーズに純正のカメラユニットが検出できない場合に、それを知らせる警告を表示する機能が追加される。詳しくは、下のリンクをご確認していただければと思う。
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バグの修正に関しては、脆弱性の修正も含まれるのかもしれないが、機能上のバグを修正する内容が大きな要素を占めているように感じる。
修正されるバグは、iPhone 12 Proで撮影されたHDR写真が正しく表示されない問題や、フィットネスウィジェットのアクティビティデータ表示に関する不具合、キーボードに関するバグ。
そのほかには、CarPlayとニュースアプリの連携問題の克服、アクセシビリティでスイッチ制御を有効にすると、ロック画面から電話に応答できなくなる問題などが修正される。
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