Appleは2021年3月27日、iOS 14.4.2を正式リリースした。
今回のアップデートは、セキュリティ面のアップデートとなる。特記事項として、このアップデートは、最新のiOS 14に対応していない旧型のiPhoneやiPadにも最新のアップデートが用意されている。
旧型のiPhoneをお持ちのユーザーがいれば、一言声かけをお願いできればと思う。
修正された項目は、Safariなどを利用すると機能するWebKitの脆弱性。悪意のあるWebコンテンツを処理すると、ユニバーサルクロスサイトスクリプティングが発生する可能性がある問題の解決が行われた。
ユニバーサルクロスサイトスクリプティングは、Safariなどのブラウザが持つ弱点を利用した攻撃の手法で、サイトを見た途端、デバイスに不具合が生じるというものである。
Appleは、この問題が積極的に悪用された可能性があるとの報告を受けており、オブジェクトの有効期限管理を改善することで問題の解決が行われたとレポートを上げている。
アップデートの方法は、「設定 > 一般 > ソフトウェア・アップデート」。
インストールに要した時間は12分だった。ダウンロードからインストール完了までのトータルは19分。なお、この結果は、iPhoneの種類やダウンロード時間など、様々な要因で変動する場合がある。
iOS 14.4.2 セキュリティアップデート
このアップデートには重要なセキュリティアップデートが含まれ、すべてのユーザに推奨されます。
Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/kb/HT201222