Spotifyは、音楽を高音質で楽しめるSpotify HiFiの提供を開始すると発表した。
ハイクオリティな音データは、ロスレスオーディオ形式で提供される予定で、音質はCDと同等の品質に引き上げられるようだ。提供の開始は2021年後半。
HiFiは、月額制のプレミアムで提供されるとのこと。なお、現時点では詳細は明らかにされておらず、日本が対象国になるのか、保存して楽しむのか、それともストリーミング配信に対応しているのかなど、この辺りの具体的な内容は明らかにされていない。
日本でSpotifyのプレミアムを契約する場合、料金形態は4タイプから選択することができる。この4タイプは、単身あるいは複数人用のプランに学生料金が1タイプ加わった内容で、基本となる料金プランは980円。2アカウントを低価格で提供するDuoが1,280円、家族での使用を想定したFamilyが1,480円、大学生を対象とした480円のプランが用意されている。
初めて利用する場合は、初月の利用が無料となるため、契約を行うのであればHiFiの提供が開始されてからがお得かもしれない。
HiFiが利用できるデバイスは、現在使用中のデバイスや、Spotify Connect対応スピーカーと伝えられており、デバイス自体に制限はない見込みである。
発表ページには、ビリー・アイリッシュや、ビリー・アイリッシュの兄に当たるレコードプロデューサーのフィニアス・オコネルが、高音質化についての重要性を伝えている。
音楽配信サービスが提供するCD音質をいち早く試すには、Amazon Music HDを利用する。
Amazon Music HDは、高音質のオーディオを最速で導入した配信サービスである。
音質に影響するサンプルレートは、最小で44.1kHzが用いられており、このレートはCD音質と呼ばれるものである。ビット深度には16bitを採用し、平均ビットレートは850kbps。Ultra HDの楽曲には、24bit、サンプルレートが44.1から192kHzを採用し、平均ビットレートが3730kbpsにもなる。
Amazonの高音質は、3ヶ月無料で聴き放題の体験を提供している。
3ヶ月後からは、契約の自動更新が適応され、プライム会員の場合は月額1,780円、Amazon Music HDのみの契約では月額1,980円が必要となる。どちらも税込み価格。