Appleは2020年9月2日、iOS 13.7を正式にリリースした。
今回のアップデートの主な内容は、接触通知アプリをインストールせずに使用できるようにiOSがシステム変更をしたものとなっている。が、注意していただきたい点は、この機能を日本で利用するには接触確認アプリと連動する必要があり、接触確認アプリをインストールせずiOSのみに頼ることができないものとなっている。
iOSアップデートで追加された接触通知機能は、自国あるいは州でアプリを個別に開発する手間をなくすことが第一の目的である。しかし、日本は既に接触確認アプリがリリースされているため、この機能をフルに活用することはできず、連携という形で動作するようになっている。
あまり余計なアプリをインストールしくないiPhoneユーザーにとっては、このiOSアップデートは期待できる可能性があったものであるが、どうやら今後もホーム画面に接触確認アプリのアイコンを置いておく必要がありそうである。
アップデートで追加された接触通知の設定は、「設定 > 接触通知」から確認することができる。新型コロナウイルス接触確認アプリをインストールしている場合は、iPhoneと連携していることが確認できる。
このアップデートには、その他にもバグの修正などが含まれている。メインの通知機能に関しては落胆しているかもしれないが、バグ取りは必要であるため、早めのアップデートを心掛けたい。
iOS 13.7リリースノート
iOS 13.7では、Appをダウンロードしなくても新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接触通知システムの利用を選択することができます。システムが利用可能かどうかは、お住まいの地域の公衆衛生当局による対応状況によって異なります。このリリースには、iPhoneで発生していたその他のバグの修正も含まれています。
一部の機能は地域やAppleデバイスによっては利用できないことがあります。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/kb/HT201222