Appleは、2020年7月16日にmacOS Catalina 10.15.6をリリースした。
今回のアップデートでは、主に バッテリー駆動時間を向上させるためにHDR対応のMacノートでビデオストリーミングを最適化するオプションの追加や、ソフトウェアをアップデート後にコンピュータ名が変更される不具合の修正、マウスやトラックパッドの接続不具合を解決している。
USBに関する不具合は、以前問題となっていたUSB2.0に関するもので、デバイスを利用した際に、唐突に接続がなくなる不具合が修正されている。
大きく注目を浴びるような機能の追加は行われていないが、多くの問題の修正を行っているため、時間を見つけてアップデートを行う方がよさそうである。
アップデートは、画面左上のリンゴマークから「システム環境設定」に入り、一覧から「ソフトウェアアップデート」を選ぶ。
アップデートの所要時間は、いつもより長かったように感じた。計測をしたわけではないが、私のMacでは、おおよそ40分前後を要したように感じている。多めにみて1時間未満を予定していれば問題ないだろう。ただし、システムの環境次第では、それ以上の時間が必要となる場合もあるため、切迫した環境下でのアップデートはお奨めしない。
macOS 10.15.6リリースノート
macOS Catalina 10.15.6を適用すると、Macのセキュリティおよび信頼性が向上します。
- バッテリー駆動時間を向上させるためにHDR対応のMacノートブックでビデオストリーミングを最適化する新しいオプションを追加
- ソフトウェア・アップデートのインストール後にコンピュータ名が変更される場合がある問題を修正
- 特定のUSBマウスおよびUSBトラックパッドとの接続が失われる場合がある問題を解決
一部の機能は地域やAppleデバイスによっては利用できないことがあります。
このアップデートについて詳しくは、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/kb/HT210642
このアップデートのセキュリティコンテンツについて詳しくは、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/kb/HT201222