指先に、さらなる才能を与えてくれる大切な物を護り、その中に入れた大切なモノを守る。外からの衝撃や水分からMacやPCを護ってくれる優れたバッグ兼ケース。
Incase 15″ Reform Collection Tensaerlite Brief Bag
裏面の大きなファスナーを開けると、15インチの端末を入れるために設けられた衝撃吸収素材Tensaerliteで作られた圧縮成形ケージが顔を出す。ファスナー部を含む外側のファブリックで防滴をし、内部に設けられた衝撃吸収素材で外部からの衝撃を軽減する二重構造のようだ。
衝撃吸収素材の内部は大切なMacやPCをキズから護る起毛素材でできており、擦れることが不安な方もあまり不安になる必要がない。
ファスナー部に被さるように内布が飛び出す設計で、出し入れの際にファスナーで大切な物を傷つけにくい配慮も行われている。
内容量に関して正確には計ってはいないが、2012年式のMacBook Proだと幅奥行き高さ共に全く余裕がなく、むしろ若干はみ出している状態だったが、2016年モデルのMacBook Proはシェルケースを付けても余裕があるのではないかと思うほど。
MacBook Pro (15-inch, 2012)
- 高さ:2.41 cm
- 幅:36.4 cm
- 奥行き:24.9 cm
- 重量:2.56 kg
MacBook Pro (15-inch, 2016)
- 高さ:1.49 cm
- 幅:30.41 cm
- 奥行き:21.24 cm
- 重量:1.37 kg
グリップは幅が広く、指先に当たる裏側は柔らかく肉厚のクッションでできており、長時間持ち歩く場面でもバッグの重みをあまり感じない。肩紐をつけて肩から提げるのが苦手な方にも有り難い。
前面のファスナーを開けると充電アダプターやケース、手帳などを入れる収納スペースが現れる。こちらは想像以上に大きなスペースが用意されており、2016年モデルのMBP用ACアダプタと2mのケーブルの他に、B5サイズのノート数冊、飴ちゃん一袋に手袋を1つ入れられてもまだ余裕がある。
4週間使用してのレビューとなるが、あまり物を詰めすぎたり、重みのあるアクセサリー類を入れて使用し続けるとバッグ自体がたるんでくる。その辺りは値段相応という感じだが、必要最低限必要とされる機能を効果的に発揮してくれるバッグという点では私の中で評価はとても高い。
このレビューを書く前にもバッグとタンブラーに入れたコーヒーを持ってドアを開けようとしたところ、対抗側から勢いよくドアを開けられ、その衝撃でコーヒーがバッグにバサッとかかってしまったことがある。見事に私の手は軽い火傷を負ったもののMacは無事だった。側面の繊維がコーヒーをはじき飛ばした。以前使っていた性能の落ちたバッグにMacを入れていたと思うと冷や汗ものだった。
コーヒーは繊維がよじれないようにそのままを維持さえしていれば染みこむことはないので、サッと拭き取ってやれば後は残らなかった。
サイズは13インチと15引用の2種類で、カラーは写真のグレーの他にブラックが用意されている。
無難なデザインで遊び心がないと思いきや、細部にわたり様々な工夫やデザイン性を感じる部分がある。それほど多くの荷物を必要としないユーザーにとっては このバッグで必要十分。
大切なMacやPCを持ち出し、活躍するその場まで安全をサポートしてくれるだろう。