実は数ヶ月前にiPad Airの画面が割れました。持ち歩いてると、カバーから抜け落ちてアスファルトの上に…。
かなり鈍い音で割れるんですよ。「ゴッ メリッ…」。あの音は一生記憶から消え去ることはありません。
Appleへ修理に出すと高いんですよね。
今回は街の修理屋さんで安く修理を済ませることにしました。
Appleで高額な金額を払って新品と交換してもらうのか、それとも修理屋さんに出して出費を抑えるかで悩んでる方の参考になれば幸いです。
(何も幸いじゃないし、修理屋さんの金額も決して安いとは言えない金額だ。というツッコミは私自身思っているので突っ込んでいただかなくて結構です。痛いですよね。分かります…。)
結論から言います。
懐や心に余裕のある方は、街の修理屋さんで一度安く済ませてみてはいかがでしょうか。
どちらも余裕のない方は、高額でもAppleで見積もりを取って、新品相当の物と交換してもらうか、次のモデルが出てるなら買い換えをする方がいい。その方が綺麗で後々安上がりです。
その結論に至った理由を説明しますね。
長くなるのでブックマークやポケットに入れておくといいかもしれません。
Appleに修理見積もり依頼を出す場合
メリット
- 新品(整備済み外装新品?)と交換してくれるそうです。
綺麗に直ります。
デメリット
- 高い。
- メリットに書いた理由から、思い入れのある端末が別物に置き換わる可能性があります。
街の修理屋さんに修理をしてもらう場合
メリット
- 安い。
Appleの金額を考えるとべらぼうに安い金額で修理を受けてくれます。
デメリット
- 交換部品が正規品ではない。
- 修理をする者がプロの域に達していない場合がある。
この2点に関して、良くも悪くもとても悪い経験をしてしまいました。「ブログのネタには最高じゃないかwww」と最良の最悪の事態を経験しました。
街の修理屋さんでエクスペリエンスした内容
実は私、自分でiPhoneの外装や画面の交換をした経験があるんですよ。その経験から多少なりとも部品の事や、修理内容、それにかかる費用なんかも知っていました。
それを踏まえた上で、今回「ブログのネタになるんじゃないか?笑」と、画面が割れたiPadを持って街の修理屋さんに出かけたわけです。
これが不運の始まりでした。
16,000円に尻込み。
本当はその前に、事前にメールで問い合わせをして金額を聞いていました。
その時点で分かっていたことは、「高っ!」ということでした。
さっき安いと言いましたが、それはアップルに修理してもらうことを考えると安いということであって、自分で修理をすれば部品代の数千円で済むところを、街の修理屋さんに修理を依頼すると数万円するんですよ。
今回修理をお願いしたところでは、画面の交換(前面ガラスのみ)で16,000円というお話でした。
部品は中国製
アップル純正の交換部品を 街の修理屋さんは持ち合わせていません。
私が普段ネットで見かけるブランド不明の中国製部品と同じ物です。
商品の品質はまちまちで、全体的に白っぽく見づらくなるガラスや、チェック柄が浮かび上がってみてられない物など、いろんなガラスが存在します。クオリティの高い物は、売られている物の中でもごくわずかで、同じお店で同じ商品を買ったとしても品質に差があります。
修理を終えて返却されたiPad
ここで事故がありました。
というのは、修理を終えて帰ってきた端末は、画面の自動調光が働かないんです。
ラッキーでしょ。ブログネタには最高じゃないですか。(笑)
こんな不運、神様のイタズラとしか思えません。
ipadやiPhoneには画面の明るさを自動で調整するために、使用場所の明るさを計測するセンサーが画面付近に埋め込まれています。そのセンサーのおかげで、暗いところでは画面は暗く、明るいところでは画面も明るく自動で調整されます。
通常そのセンサー部分は透けているのですが、その部分が透けていませんでした。
iPadにスマートカバーをつけると反発しあう
スマートカバーとは、アップルが画面の保護をするために用意している画面カバーです。ボディに磁石でくっつき、iPadを使わない時はフタをするスタイルの保護カバーです。
嘘のような本当の話ですが、自動調光も利かないし、磁石は反発し合って浮いている。浮いてるんです。閉まらないんです。もうこれどうしてやろうかとキレそうになりました。(笑)
その反発しあう原因も分かってるんです。
ipadの画面割れを修理するために割れた画面を取り外した際、iPad内部に接着剤で止められている数個の磁石が裏返ったんですよ。何でそんなことが言い切れるのかと、修理に出すまでの数ヶ月の間、私はスマートカバーを割れたiPadに装着して通常使用をしていたからです。
iPadは本体内部に磁石があり、ipad miniは画面の裏側に磁石が固定されています。ipad miniでその現象が起きた場合、それは交換に使った画面前面ガラスに問題がある事になりますが、iPadがそうなった場合は、修理の工程または落下時に磁石が裏返ったことになります。
それを知った上で私は街の修理屋さんに電話をしました。
その内容の要点は、
- 些細なことを言って申し訳ないんですが自動調光が利かない。
- スマートカバーを付けてもボディとカバーが反発しあう。
- 落下時に自動調光のセンサーが壊れ、磁石が裏返ったかもしれない。←センサー壊れてないし、裏返ったのは修理時だという事は前述通り知ってます。
iPadを持ち、腰を低く店に行き、ipadを預けて帰ってきました。
もうね、修理店のオーナーさん(修理した方)も原因が色々と店側にある事を察してるから、店としての対応も親切なんですよ。
修理を完了して伝えられたこと。
自動調光の件
センサー受光部の透明じゃないと行けない部分が塗りつぶされているのが原因で、そういう製品のロットもあるのでガラスの注文をかける時は色んなロットを注文するようにして受光部の塗りつぶしも回避しているが、今回交換に用いたガラスは受光部が透明じゃない物だった。とりあえず店は悪くない。ガラスが悪かったんだ。という内容をお話しいただきました。
スマートカバーが閉まらない件
iPad内部に接着で仕込まれている磁石が落下時に裏返ったのではないか。という内容をお話しいただきました。落下時に落ちて裏返るようなら修理に出す前にその箇所も指摘してます…。
対応
センサー受光部がしっかりあるガラスへの交換&裏返った磁石を元に戻す作業を無料で引き受けていただけました。
部品をネット注文してご自身で交換するのはやめた方がいい
客の足下を見て接客なさるお店も多いので、「それなら自分で買えた方がいいか。」と思われる方も多いとは思います。
今回私に起こった不運を見ると、その思いはより一層深まるのではないかと思いながら書き上げました。
でもご自身でガラスの交換をするのは絶対にやめた方がいい。
その理由は、
磁石が裏返った時、元に戻すのは本当に面倒な作業です。
中国製交換ガラスの品質はまちまちで、手元に届くガラスで満足のゆく成果が出るか分からない。また、調光センサー受光部が透明ではない時に悲劇が起きる。
ガラス以外にも他の部品が壊れていたり、ガラス交換途中に新品のガラスを割ってしまう恐れもあります。
iPad airはガラスの交換ができますが、ipad air2はセンサーがガラスと一体になっているため交換ができない。など、その端末固有の特徴に悩まされて部品が手元にあるのに修理を投げてしまう恐れがある。
交換はショップにしてもらうことをオススメします。万が一の時に、交換部品の保証も数ヶ月付いていることもあります。
「お確かめください」と言われて確かめるべきポイント
- スマートカバーが正常に閉まるか。
これはiPadの場合です。iPhoneはスルーしてください。 - 画面内にホコリの混入がないか。
上には書きませんでしたが、割れた破片が画面内部にありました。もうお店に持って行くのも面倒なので自分で撤去しました。 - 画面は環境に合わせて自動で調節されているか。
これくらいでしょうか。
なぜ私が懐や心に余裕のない方は、高くてもアップルに修理依頼をすることを強く勧めるかがお分かりいただけたでしょうか。
もう懲り懲りです。
1000円のパーツなのに、よく16000円も取られるだな!
技術料が入るのでそれくらいになりますね。自分でもできる作業なので、製品自体の保証がなくても問題ない場合は地震で取り替える方が安上がりに思います。