Appleが2021年モデルとしてリリースしたiPad Pro 12.9インチは、旧モデルと厚みが異なるために、旧型のMagic Keyboardが使用できない可能性があると伝えられていた。
公式にAppleも厚みが異なる点を指摘し、キーボードの機能としては問題なく使用することは可能だが、閉じて持ち歩くことを想定すると、フィッティングに影響を及ぼす可能性があることを伝えていた。
とくに、ディスプレイを保護する目的で張り付けるスクリーンプロテクターの存在は厄介で、その分の厚みがiPad Proの厚みにかさ増しされるため、閉じられない可能性があった。
しかし、実際に新型のiPad Proを手にしたユーザーからは、窮屈だが問題はないように感じるとした意見や、使用することが難しいといった意見が出ており、場合によっては問題なく使用することが可能だと判明した。
EngadgetのChris Velazco氏によると、旧型のMagic Keyboardを装着して使用した場合、理想的とは言い難いが、フィット感は非常にいいと伝えている。しかし、閉じた際にディスプレイ面へキーボードレイヤーが押し当てられるため、スクリーンプロテクターを装着している場合には影響を受ける可能性があるとも助言している。
iPad Proをデスクに固定して使用するために、iMacの脚のようなデザインのKensington StudioDockを使用するユーザーからは、旧モデルのiPad Proよりも厚みが0.55mm増している影響を感じているようだ。その理由は固定部のフィッティングで、StudioDockのiPad Pro固定部に、2021年モデルのiPad Proが正しく固定できないと伝えている。
様々な意見が飛び交っているが、総合的な判断を行うと、スクリーンプロテクターを使用しないことを前提として、純正の旧型Magic Keyboardを使用する分には問題なさそうである。注意点としては、Apple以外のアクセサリーメーカーが提供している製品を使用する際には、2021年モデルへの対応有無を確認した方がよさそうだ。
Via: MacRumors