B-CASカードをご存じだろうか。デジタル放送を見るためにテレビに挿しているカードのことだ。
このカードのおかげで衛星放送専用の機械を設置せずともスカパーやwowwowなどの放送も見られるようになったのが最大のメリットになる。
しかし「容易に見られるようになった」ことが裏目に出て、このカードを不正に書き換えて全ての有料放送を無料で見られるようにしたブラックCASカードなる物が出回るようになった。
自宅でもできる簡単な書き換えだ。やり方を書くと素人までもが手を出して逮捕者が出るため書くことができないが、簡単にいえば特定のB-CASカードを用意して2038年まで放送を受信できるように上書きする。それをテレビに差し込むだけでBS・CS関係なく 受信できる放送は全て見放題の無料試聴ができてしまう。
そんな魔改造B-CASカードをネットやオークション、メールで売りつけようとしている輩がはびこっているのが、このカードを購入することで有料放送を初期投資だけで見られると思っている方は要注意だ。
普通ならば そのカードは貸し出されたカードなので書き換えることは犯罪だとか、犯罪を目的に購入しているから通報だと言うかもしれないがそんなことではない。そのカードをテレビに挿して使っていると、そのカード自体が使えなくなるので注意をしている。 いたちごっこに終止符を打つため、テレビからは定期的にその改造B-CASを書き換える電波を流すようになった。テレビを消していても関係ない。その電波を受信してカードが書き換えられる。書き換えられるだけならいいがテレビによってはB-CAS自体を無効化してしまうものまであるのだ。
折角数万円出して購入した改造B-CASを一瞬にして破壊されてしまうのは残念すぎる。そんな勿体ないお金の使い方をするくらいなら別のことにお金を投資してみてはいかがだろうか。別にテレビをテレビで見る必要はない。Hulu、Netflix、Amazonなど世の中には少額の基本使用料で見放題になるストリーミング配信がいっぱいあるじゃないか。