Appleは、iPhone 12に関する動画を公開した。公開されたタイトルは「Cook」。
iPhoneを見ながら料理に勤しむ一連の工程は、39秒という短編動画としてYouTubeで公開されている。
この動画は、iPhoneの耐久性を示すものとして公開されたが、起用された俳優が力量をフルに発揮したのか、キリリと引き締まったユーモラスを演技する俳優に目が行き、正直iPhoneの性能を把握するにはループ再生が必須である。
非常におっちょこちょいで雑な印象を与える人物は、iPhoneの耐久性と取り扱いの容易さをわかりやすく説明している。
料理を始めた直後、小麦粉まみれになったiPhoneに、追い打ちを掛けるように水気を含む練り物が飛び散り、挙げ句の果てには大きく揺れるまな板の上で激しく振動が加えられたり、落下させられたりした。そしてとどめの一発。誤って画面に衝撃を与えるなど、様々な手法が用いられてiPhoneの優れた耐久性が引き出され、最終的に男性はiPhoneを水洗いして終了する。
動画終盤のテロップには「これまで以上の耐久性」という内容が現れ、その後にはAppleらしく「落ち着け、それはiPhoneだ。」という流れで終了を迎えている。
iPhone 12シリーズは防水を売りにしたデバイスで、デバイス発表直後に公開されたCMは、カフェで友達のiPhoneに飲み物をこぼすシーンなども用いられていた。
今回の動画では、振動や画面への衝撃も加わり、これまでの動画よりもハードな演出がなされている。その理由は、iPhoneの画面に採用された強化ガラスの耐久性を強調する狙いがある。
新しい強化ガラスには、セラミックシールドが採用され、これまでの画面よりも非常に強度が増したものとなる。サイト名を思い出せないが、有名な海外のサイトでは実際にiPhoneの耐久テストを行い、ディスプレイに傷が1つもつかないことを立証した。そのテストでは、1mや2mの高さからiPhoneを落下させたり、60番手前後の荒い紙やすりをひたすら擦りつけたりという実際の使用よりも過酷なものだった。
▼こちらで行われたiPhone 12の耐久テストも相当過酷。
Appleは、ディスプレイに採用した強化ガラスの性能に関して、落下性能はこれまでの4倍向上し、どのスマートフォンよりも丈夫なガラスだと伝えている。また、防水性能に関して、iPhone 12シリーズはIP68という防水規格に認定されている。これは最大6mの水深に30分間浸水させたとしても異常は起きないものとなる。
ただ、はやり衝撃でそのほかの部分が破損する可能性は否めない。ガラスフィルムを装着する必要はなさそうだが、万が一、iPhoneを落下させてしまった場合を考えると、ケースの装着が無難に感じる。