Appleは、先を見据えたネットワーク技術に向けて、新たな一歩を踏み出した。
現在広がりを見せつつある第5世代移動通信システム、通称5Gは、これからの通信技術として、iPhone 12シリーズにも採用された通信規格である。
始まったばかりの5Gは、これから多くのデバイスに搭載されて、世界中で活躍することとなる。
しかし、おおよそ10年周期で訪れる次世代移動通信システムは、既に開発を進めなければならない課題で、この度Appleは、Next G Allianceに参加したことをCNETが伝えた。
Next G Allianceは、次世代の通信技術、第6世代移動通信システムについて、率先して活動する団体である。
北米のモバイルテクノロジーについて取り組むNext G Allianceには、北米の通信事業者や世界最大のネットワーク機器開発会社CISCO、そして日本でも一般に浸透しているGoogleやマイクロソフト、Facebookなどが軒を連ねている。
この度、日本の総務省は、6Gネットワークで使用する100ギガヘルツ以上の実験に向けて、必要とする高周波帯の電波を解放した。
2022年までには、届け出を行うことで、免許を必要としない制度を整える方向で動いている。実用化については、2030年を視野に入れているようで、まだ始まったばかりの通信システムである。
Appleが次世代のiPhoneに6G回線を搭載する時期は、おそらく2030年から1年後の2031年くらいではないだろうか。シリーズ名でいうと、おそらく iPhone 22シリーズ発売の頃だろう。その頃まで、iPhoneはiPhoneとして、現在の形をベースに保っているのだろうか。