Appleは2021年10月12日、iOS 15.0.2を正式リリースした。
今回のアップデートでは、軽微な問題の修正と、重要なセキュリティアップデートが含まれている。
問題の修正では、写真が関連するメッセージの削除を行うと、写真自体が削除される可能性や、「探す」機能に関する複数の問題、MacのFinderまたはiTunesを利用してiPhone 13を復元あるいはアップデートしようとすると、その操作に失敗する問題が修正されている。
そのほかの問題として、自動車のCarPlayへの接続不良も修正に盛り込まれているようだ。
このアップデートに要した時間は12分。その内、インストールに要した時間は7分、ダウンロードとインストール前の処理時間は合わせて5分だった。なお、この結果は、iPhoneの種類やダウンロード時間、保存されているデータ量など、様々な要因で変動する場合がある。
今回のアップデートで使用したiOSのダウンロード環境はWi−Fiである。5G環境下でのダウンロードは、Wi−Fi環境下と誤差が生じる場合があることにも注意したい。
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iOS 15.0.2 リリースノート
iOS 15.0.2には、iPhone用のバグ修正と重要なセキュリティアップデートが含まれます。
このアップデートには、iPhone用の以下のバグ修正が含まれます:
- 写真を保存したスレッドまたはメッセージを削除すると、“メッセージ”からライブラリに保存された写真が削除される可能性がある問題
- MagSafe対応iPhoneレザーウォレットが“探す”に接続されないことがある問題
- AirTagが“探す”の“持ち物を探す”タブに表示されないことがある問題
- CarPlayで、再生中にオーディオAppを開けないことや接続を解除できないことがある問題
- FinderまたはiTunesを使用してデバイスの復元やアップデートを実行するとiPhone 13モデルで失敗することがある問題
Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/kb/HT201222