Apple、オンラインストアのデザインを刷新「一部環境で、スクロールができない不具合」

Appleは、公式サイトをアップデートし、オンラインストアのデザインを刷新した。

取り入れられたデザインは、Apple Storeアプリのデザインをモチーフに作成されたと感じられるもので、全体的にスッキリとした見た目は直感的に分かりやすく、縦と横のスクロールを使い分ける操作が印象的である。

ページのデザインは昨今主流の構成で、主にiPhoneやiPadなどのモバイルデバイスを意識した作り。デバイスに関係なく同じ仕様のページを閲覧することが可能となっている。MacのSafariなど、大きな画面で閲覧しても違和感は感じられない。

製品を名指しで購入したい顧客のために、ページ上部にはデバイス別メニューが用意され、個々のページにはデバイスと関連アクセサリー、その製品を楽しむためのヒントなどの一覧を確認することが可能となっている。

非常にシンプルな見た目は、直感的に操作が可能で、特にこれといった落ち度は見当たらない。

しかし、オンラインストアのページを操作する上で、一部の環境ではスクロールが反応しない症状が起きている。その環境とは、Apple以外の社外マウスを使用した際の操作である。

普段、私はLogiのMX MasterとApple Magic Trackpadの両方を活用しているが、Logiのマウスを使用した際にはスクロールができないのである。

ストアページは、大きなカード上の枠を並べることで、それぞれの内容を分離して紹介する形が取られているが、どうやらカードの上にマウスポインタが乗っている状態では、社外のマウスでスクロールが反応しないようだ。

カードを回避するために、ページ左の余白にポインタを移動してもスクロール操作は無効で、カードの隙間を上手く活用してスクロールをしなければ、社外マウスでは縦スクロールを正しく使用することができない。

デザインに用いられている仕様上致し方のないことではあるが、純正以外の操作に問題が発生する仕様は、今後改善をお願いしたいものである。